人格の完成をめざして

世田谷区教育委員会では、教育ビジョンが目指す子ども像を実現していくために、子どもたちに人として生きる上で大切な道徳性や、区民としてのより良い生活習慣を身に付ける取り組みを進めています。その一貫として、平成17年3月、教育ビジョンに「道義教育の推進」を位置付け、平成18年4月より検討委員会を設置し、区民の意識調査やパブリックコメントを実施しながら検討してまいりました。その結果として平成19年3月、「人格の完成を目指して」としてまとめ、取り組みを推進しています。これからの時代を生きる子どもたちに育てたい道徳性や身につけさせたい習慣として、「挨拶」「感謝」「思いやり」など、全区立小・中学校共通に月ごとのテーマを定めています。子どもたちはこれらを理解し、自分の目標を立てたり、行動の振り返りができるよう取り組んでいきます。世田谷区教育委員会では、月別テーマのポスターを学校や公共施設に掲示するほか、町会・自治会、商店会等にもポスター掲示にご協力いただくなど、このような子どもたちの取り組みを保護者や地域の方々に広く知っていただくよう取り組んでいます。

豊かな人間性へのとりくみ

課題と取り組みの方向性 子どもたちの生活体験の希薄化や地域社会の教育力の低下など、子どもたちの取り巻く社会状況は急速に変化しています。 そのような中、子どもの心のありようについては、善悪の判断や規範意識、他人を思いやる心などが十分に育まれていない傾向も見られます。これからは豊かな人間性を育む取り組みを充実していく必要があります。 また、世田谷区では、「世田谷子ども条例」を制定し、いじめや虐待など、子どもの人権にかかわる問題を区民全体で考え、子どもの人権を守り、発展させようという強い決意を示してきました。 そこで、子どもたち一人ひとりがかけがえのない大切な存在であるとの認識にたち、人権尊重の精神を基調とした教育を推進する中で、道徳性や豊かな人間性を育む教育を一層充実していきます。   (世田谷区教育ビジョン 第2期行動計画 平成20年3月 世田谷区教育委員会)