学校長挨拶

校長 小俣 和也

校長の小俣 和也です。
 祖師谷小学校の周りは開発が進んでいますが、校庭には大きな木がたくさんあり自然が多く残されています。そのような恵まれた環境の中で「豊かな人間関係を築き、一人一人の子供が自己実現できる学校」を作っていきたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
 新しい年度は、出会いによって始まります。本校では毎年学級編成替えを行っています。新しい友達や新しい先生との出会いは、子どもの意欲を伸ばしたり、行動を修正したりする絶好の機会です。子どもたちは、一人一人顔が違うように、もっている能力も特性も意欲も違います。私たち大人は、それぞれの子どもに自分のもっている能力や特性に気付かせ、認め、それを伸ばしていけるように応援していかなければなりません。それが、それぞれの子どもたちの自己肯定感をもたせることにつながります。ご家庭や地域の皆様も、今、子どもたちが何を考え、何を目標にしているのか、その芽をふくらませ、さらに実現に向けての気持ちが一層高まるよう、励ましていただきたいと思います。私たち教職員も、この出会いを大切にして、子どもに健やかな学びを補償すべく力を尽くして参ります。
 さて、本校の教育目標は、次の通りです。
◇ よく考え進んで学習する子ども
◇ 明るく思いやりのある子ども
◇ 進んで体をきたえる子ども
 上記の3つの柱を掲げ、あらゆる教育活動を通して、「祖師谷小を誇り、誇れる祖師谷小を作る児童」の育成に力を尽くして参ります。どうぞ本校の教育活動へのご理解とご支援のほど、よろしくお願いいたします。

令和6年度 学校経営方針について

教育目標

◇ よく考え進んで学習する子ども
◇ 明るく思いやりのある子ども
◇ 進んで体をきたえる子ども

学校の重点目標

1 課題意識をもって考え、自分の考えを表現できる子どもの育成

(1)キャリア・未来デザイン教育を推進する。
 急激に変化する社会の中で、子ども一人一人が社会の担い手として自らが課題に向き合い判断して行動し、それぞれが思い描く未来を実現できる人材を育成する。そのために「キャリア・パスポート」を作成し、自己を振り返ったり、新たな目標を設定させたりして、チャレンジする力を育てる。
(2)課題を追究、解決する探究の過程を大切にする。
 主体的な学びを推進するために、児童が学ぶことに興味や関心を持ち、課題を見いだし、解決の方法を考え、協働して学び、学習活動を振り返り次の学習につなげられるような探究の過程を大切にする。
(3)教育DXを推進する。
 タブレット端末を活用した授業を推進する。リモート授業及びデジタル教材を使った課題解決学習や探究活動、ロイロノート等での考えの交流、キュビナでの学習の深化、家庭学習での活用を推進する。また、「活用、自律・行動規範」となるデジタル・シティズンシップを身に付けさせる。
(4)学校図書館と連携を図る。
 図書館司書、PTAと連携し、各教科や総合的な学習の時間などで学習に必要な学校図書館や各教室の文献、資料を充実させる。
(5)教員の各教科等の専門性を高める。
 高学年の一部教科担任制や交換授業を取り入れ、教員の教材研究の時間を確保し、児童に教科等の特性に触れる楽しさを味わわせる。また、低・中学年においても交換授業を取り入れる。さらに、ショート研修の時間を確保し、各教科等の指導方法を研修する機会とする。
(6)本物に触れる授業を取り入れる。
 地域人材等のゲストティーチャーを積極的に招き、話を聞いたり、体験活動を行ったりする。また、実物を調達したり、見に行ったりする直接体験を大切にする。

2 互いのよさを認め合い、相手尊重できる子どもの育成

(1)道徳教育の充実を図る。
 教育活動全体を通じて道徳性を養う。特に生命を大切にする心、思いやりの心、規範意識の醸成を図り、自分たちの生活場面を話し合い、実践する力を育てる。
(2)人権尊重の理念を重視する。
 多様な個性を認め合い、相手を尊重し、共に学び共に育つインクルーシブ教育を推進する。教職員も児童も正しい言葉遣いを心がけ、教師も児童同士も名前を呼ぶときには「さん」の敬称を付けて呼ぶことを徹底する。
(3)いじめ防止教育を推進する。
 いじめ防止教育年間計画を基に年間を通していじめ防止教育を推進する。特に年3回の「ふれあい月間」には学校生活アンケートを実施し、気になる子には面談を実施する。いじめは早期発見に努め、組織で対応し早期解決を図る。
(4)交流活動を大切にする。
 異年齢集団による交流や通常の学級と特別支援学級との交流、幼保小の交流、中学生との交流、地域の方々とのふれ合い等の活動を通して、互いに認め合い学び合う態度を育て、温かい人間関係を深める。
(5)「そしがやしぐさ」の取組を推進する。
「にこにこしぐさ」「どうぞどうぞしぐさ」「ピカピカしぐさ」の行動を推奨し、思いやりの心やボランティア精神を育てる。

3 自分の健康や体力に関心をもち、すすんで運動に取り組む子どもの育成

(1)体力向上の取組を行う。
 体力向上を目指し、体力向上旬間を設定したり、体力向上カードを用いたりして短なわ、マラソン、鉄棒、一輪車、竹馬に積極的に取り組む。
(2)体育施設を有効活用する。
 日常的に運動に親しめる環境を整備する。豊富な固定施設、広い校庭、体育館や屋上といったスペースを有効活用する。また、体育用具の充実や魅力的な運動の場づくりを通して児童の運動欲求を充足させる。
(3)健康教育を推進する。
 養護教諭、栄養士が中心となり、保健教育と食育の充実を図る。学校保健委員会を実施し、児童の健康について保護者とも連携を図る。家庭科の調理では喫食まで行う。

信頼と誇りのもてる学校づくり
保護者・地域との連絡

(1)地域行事には可能な限り協力する。
 ・祖師谷夏まつり、祖師谷フェスティバル、避難所運営訓練、地域清掃、もちつき、等
(2)学校支援地域本部
 ・保護者、地域のサポートが必要な教育活動には積極的に保護者、地域の人材を活用する。
  (1年生補助、図工や家庭科、校外学習引率 等)
(3)ホームページの充実
 ・日頃の教育活動の情報公開を積極的に行う。