駒沢中学校の楽しい一コマをご覧ください。

全校朝礼

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本日、全校朝礼を行いました。校長先生から1学期のテーマである「形を整える」についてお話がりました。(遠藤)

校長講話の内容です。

 みなさん、おはようございます。先週まで、始業式、入学式、土曜授業と、あわただしく時間が流れていきましたが、今週から時間割に基づいた授業が本格的に始まります。落ち着いた生活を心がけていきましょう。
 さて、世田谷区では、「人格の完成をめざして」という道徳性を高める取り組みを小中学校を通して進めています。月ごとのテーマがあり、校内にポスターが掲示されているのでよく知っていると思いますが、今月のテーマは「あいさつ」です。あいさつは良好な人間関係をつくるために欠かせない大切なものです。しっかりあいさつができる人になりましょう。
 それでは、本題に入ります。本日の全校朝礼は全学年そろった最初の朝礼です。そこで、学期の始まりにあたってみなさんに今学期の重点テーマとなることについてお話しします。
 1学期のテーマは、「形を整える」です。「形」とは、中学生としてのあるべき姿です。「基本」や「土台」と言い換えることもできます。先日の学校生活オリエンテーションは、駒沢中学校の生徒としての「あるべき形」が示されたものです。まず、正直、素直に、プリントに書かれていることを実行してみましょう。そうして形を整えると、心が整います。心が整うと、行動への意欲が増します。形を整えることはとても大切だと思います。
 この「形」や「型」について、みなさんは「型破り」ということばをきいたことがあると思います。辞書によると型破りとは、「定型または月並みな型をやぶっていること。」「世間の常識や習慣の枠から大きくはずれていること。」と説明されています。用例としては「型破りな発想」などがあります。ことばだけ聞いていると、形を無視することが良いことのように感じてしまいそうです。
 しかし、よく考えてみてください。「形」が何かを知らなければ、それを破ることなど決してできないはずです。平成24年に57歳の若さで亡くなった、歌舞伎役者の18代目中村勘三郎さんは、「形を持つ人だけが、形を破れる。型をしっかりおぼえた後に、はじめて型破りになれる」と生前に受けたインタビューで断言しています。歌舞伎は、江戸時代から受け継がれてきた日本固有の演劇で、伝統芸能の一つです。長い歴史の中で歌舞伎独特の形がうまれ、それが何代にも渡って継承されてきました。
 勘三郎さんが19歳の時に、現代劇から刺激を受けて新しいものをやろうとしたところ、父である17代勘三郎さんから「百年早い。そんなことを考えてる間に100回稽古しろ」と叱られたそうです。後に18代勘三郎さんは「父の言う100年早いはなぜだったか、それは今とてもよくわかる。古典を学んで自分の形を作れ。未熟者が土台もないのに新しいことをやるな、ということ。」と語っています。
 変化の激しい現代社会において、みなさん一人一人がたくましく生き抜いていく力を身につけるために、中学生のこの時期は基本をしっかり習得する大切な3年間となります。正直で素直な気持ちを持って、日々の学校生活に取り組んでください。特に、1学期は基本の形をしっかり身につけて、自分の土台を固めてほしいと思います。その確かな土台の上に、新たな自分を築いていきましょう。
 そして、学校は集団生活の場です。集団として生活していく上で、お互いを認め合うという気持ちを大切にして、充実した1学期にしてほしいと思います。終わります。

4月16日(月)全校朝礼
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学校行事
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全国学力・学習状況調査(3)
教育相談始
4/18
(水)
歯科検診(全)
4/20
(金)
SOS出し方授業(2)
4/23
(月)
教育相談終
前期実踏始