未来に羽ばたく生徒たちの活躍の様子をご覧ください。

始業式

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校長先生からは
「今日は、有名な映画監督であるスティーブン・スピルバーグ氏の話をします。スピルバーグ監督の映画といえば、E.T.、ジョーズ、未知との遭遇、インディジョーンズなど、多くの人気作品があります。
 そんなスピルバーグ監督ですが、長い間、学習障害の一種である失読症(ディスレクシア)と戦っていました。失読症(ディスレクシア)は、文字を読んだり書いたりすることが困難な症状で、字が歪んで見えることもあるそうです。
 ところが、スピルバーグ監督の子ども時代には一般的に学習障害に対する知識がなく、実際に診断されたのは60歳の時でした。ですから、小学校時代は、文字を読むのにとても時間がかかるので、人前で教科書を読むのを非常に苦痛に感じていたそうです。そして、先生にも理解されず、授業にもついていけず、運動も苦手だったため、クラスメイトから『うすのろ』というあだ名を付けられて、いじめられていました。中学生になるとそのいじめはエスカレートしたそうです。2年遅れて卒業したとも言われています。
 転機となったのは、13歳の頃、父親から8mmフィルムのカメラをプレゼントされたことでした。この頃から映画を創ることに没頭していきます。
 最初は、『英語を創ることでいじめのつらさを忘れることができた』からだったのですが、自作のサイレント映画を仲間たちに見せたところ、大いに盛り上がったそうです。その時に初めて、『もっと映画をつくりたい』と思ったそうです。
 ここから、将来の夢に向かって、凄まじい努力が始まります。
 今でもスピルバーグ監督は、文字を読むのは苦手で、人の2倍、3倍の時間がかかるといいます。それでも時間をかけてゆっくり読むおかげで、人より文章を深く理解し、味わう力があるそうです。それも長年の苦労の中で培った力なのだと思います。
 『どうせ頭が悪いから』『運動神経が鈍いから』『お金がないから・・・』などと理由をつけて、何もしないのではなく、だからこそ工夫して頑張る姿勢には頭がさがります。
 人は、夢をもち、何かに没頭することにより、素晴らしい力を発揮します。ここで大切なのは、実際に行動することです。また、本気で取り組めば、将来の仕事にできるかどうかに、気付くことができるのです。
 他にも、有名人や夢を実現した人の中には、学習障害であったり、困難を乗り越えた人がたくさんいます。
 このような人たちから元気をもらい、自分の可能性を見つけられる年になるように、まずは、目の前のことに本気で取り組んでいってほしいと思います。」
というお話しがありました。
 校長先生のお話をしっかりと受け止め、充実した1年にしてください。(副校長)
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