第54回卒業式

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3月20日、雨の降りしきる中に第54回卒業式が挙行されました。

卒業証書授与を終え、送ることば、別れのことばへと式が進行し、卒業生が歌い始めたとき、ひとり、またひとりと涙を流し鼻をすする音が聞こえてきました。
3年生と1・2年生による全員合唱では、大きな歌声が体育館に響き渡りました。

卒業式終了後の3年生の送り出しでは、3年生が最後のあいさつをしたり、色紙や花束を貰ったりしながら校舎内を周りました。ピロティでは別れを惜しむように先生方、下級生、保護者の方々といろいろな話をし、旅立っていきました。

人格の完成3月「自立」

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 3月のテーマは「自立」です。吉村副校長先生の話を紹介します。
 今年度の人格の完成も、今回で最後です。

 「自立」には2つの意味があります。
 (1)経済的自立…親からの経済的援助などを受けずに、社会人として自分一人の力で生活すること。
 (2)精神的自立…他人に依存することなく、自分自身の判断に基づいて責任を持って行動すること。

 牛や馬などの動物は、生まれて少したつと自分の足で立って歩行することが出来ます。それに対して人はどうでしょうか。生まれたばかりの赤ちゃんがある程度歩いたりするには半年以上の歳月が必要です。しかも、そうなるためには家族をはじめ周りにいる多くの大人たちからの援助や働きかけが必要です。
 人がある程度自分の力で生活していくためには、もちろん本人の努力も必要です。それよりも華族をはじめ自分の周りにいる大人からの援助があって自立していく力がついてくるのだと思います。みなさんは、今まさに自立への過程を進んでいるところです。

 普段の生活の中で、人の力を借りずに自力でできていることがどのくらいありますか。

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