最後に、世田谷の台所である、「世田谷市場」を見学しました。野菜、果物、生花を一手に扱う市場は意外にも、東京ドームより一回り小さいのだそう。午後の静寂は、早朝の活気に満ちた雰囲気をあまり想像させません。しかし、整然と置かれた段ボール箱や、無数の空のカートを眺めていると、ここが世田谷に暮らす人々の生活を大きく支えているのだと、そっと語りかけてきました。子どもたちは、青果と生花の両方の競り場を見学させていただくとともに、金額を表すハンドサインを教わり、本番さながらに声を上げて競り合う真似ごとをさせてもらっていました。お土産の小さな鉢植えは、生花クイズに頑張った子どもたちの戦利品です。