祖師谷小から理科ニュース No.24祖師谷小から理科ニュースです! 今日のテーマは 「サトウキビ」 です! 5月15日は、「沖縄(おきなわ)本土復帰(ほんどふっき)記念日(きねんび)」だそうです。 第二次(だいにじ)世界大戦(せかいたいせん)のあと、アメリカに統治(とうち)されていた沖縄県(おきなわけん)が日本(にっぽん)に復帰したの日です。 復帰したあともアメリカ軍(ぐん)の基地(きち)や弾薬庫(だんやくこ)、演習場(えんしゅうじょう)が沖縄県に多く(おおく)残され(のこされ)、完全(かんぜん)な復帰とはいきませんでした。 今(いま)も沖縄本島(ほんとう)のおよそ15%がアメリカ軍の基地なのです。 戦争(せんそう)の大変(たいへん)さを今に伝える(つたえる)場所(ばしょ)の一つと言える(いえる)でしょう。 そんな沖縄県ですが、豊か(ゆたか)な自然(しぜん)や歴史的(れきしてき)な建物(たてもの)、名産品(めいさんひん)もたくさんあり、人気(にんき)の観光地(かんこうち)となっています。 たとえば、 ・自然では、きれいな海(うみ)はもちろん、ヤンバルクイナなどの生き物(いきもの)がたくさんいます。 ・建物では、再建(さいけん)に向けて(むけて)動き出した(うごきだした)「首里城(しゅりじょう)」やお城(おしろ)の跡地(あとち)など世界遺産(せかいいさん)もあります。 ・名産品では、ソーキそばやフルーツ、ちんすこうなども有名(ゆうめい)です。 そんな沖縄県で、有名な植物(しょくぶつ)が「サトウキビ」です。 みなさんは知って(しって)いますか? 名前(なまえ)からもわかるように「さとう」の原料(げんりょう)です。 サトウキビのしぼり汁(じる)からは、「グラニューとう」というおかし作り(づくり)に使われる(つかわれる)おさとう作られ(つくられ)ます。 沖縄県では、煮詰めて(につめて)黒糖(こくとう)も作られ(つくられ)ています。 見た目(みため)は、細い(ほそい)竹(たけ)のような感じ(かんじ)です。皮(かわ)をはいでかじるとあまい汁(しる)が味(あじ)わえます。 「サトウキビ」は、しぼり汁以外(いがい)にも「とうみつ」や「しぼりかす」などがいろいろと利用(りよう)がされています。 ・お酒(おさけ) ・家ちく(かちく)のえさ ・バイオエタノール ・燃料(ねんりょう) ・肥料(ひりょう) ・紙(かみ) など とくにお酒やエタノールは、前(まえ)の理科ニュースでも紹介(しょうかい)した「発酵(はっこう)」を利用しています。 ラム酒(しゅ)や黒糖焼酎(しょうちゅう)もサトウキビが原料になっているのです。 紙は、サトウキビのしぼりかす「バガス」の繊維(せんい)が使われています。 いろんなことに利用されている「サトウキビ」ですが、沖縄の方言(ほうげん)で「ウージ」と言われ、「島唄(しまうた)」という有名な歌(うた)の歌詞(かし)にも出て(でて)きますよ。 東京(とうきょう)では、なかなか見られない植物も形(かたち)を変えて、知らないうちに目にしたり口にしたりしているのかもしれませんね。 来週(らいしゅう)からは、課題がはやく終わった(おわった)人のために「家の中(いえのなか)にある理科」について調べ(しらべ)られるようにテーマを紹介していきます。 出典・参考 沖縄県ホームページ https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/sangyo/... コトバンク(写真) |
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