第5回入学式216名の新入生が入学しました。 厳粛な中にも温かみのある式でした。 新入生の誓いのことば、在校生の歓迎のことば、来賓の方々の祝辞、 そのすべてが心に残り、輝かしい未来が想像できる素晴らしいものでした。 新入生は緊張感しながらもしっかりと希望をもって真剣に参列していました。 そして、在校生の参列の態度や合唱はとても素晴らしく、これまでに船橋希望中学校で得てきたものをしっかりと出し切り、新入生に伝えていました。 最後に、校長先生の式辞を載せます。 しっかりと胸に刻み、この船橋希望中学校で、この式辞にあるような中学生をめざしてください。(副校長) 『春の花が咲き誇り、生命の輝きを感じる季節になりました。今日のこのよき日に、ご来賓の皆様方をお迎えし、保護者の皆様や2,3年生の皆さんが見守る中で入学式が挙行できますことに、心から感謝いたします。 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。この3月、一人ひとりが自分の「夢」を胸に抱いて、小学校を卒業したことでしょう。私は中学校の校長として、皆さんの夢を引き継ぐ責任の大きさと重さを感じるとともに、ぜひとも一人ひとりの夢をかなえてあげたい、夢に向かってがんばれる環境を整えてあげたい、心からそう思い、実行していきます。 皆さん自身も、今日から中学生として、夢の実現に向けて努力することが大切です。そのために必要な心がけがあります。 まずどんなときでも「希望」をもって「本気」でがんばることです。勉強でも、行事でも、部活動でも、いいときもあればうまくいかないときもあります。しかし、絶対にあきらめてはいけません。つらいときこそ、夢を叶えるために、いつも自分は「こうありたい」「こうなりたい」という前向きな「希望」をもって、毎日少しずつでいいですから、「本気」で努力を続けてほしいと思います。 次に「協力」です。船が安全に航海するためには、乗組員同士の協力が何より重要です。学校も同じです。これから出会う友だちや先輩、先生、さらには、地域のたくさんの人たちとの心のつながり、かかわり、思いやりを大切にして、仲良く、安心して生活することの楽しさをたくさんたくさん感じてほしいと思います。本校の教育目標にあるように、今日からの三年間、さまざまな人たちと「認め合い、励まし合い」「磨き合い、高め合う」経験を通して、夢を叶える力を着実に身に付けてください。 話は変わりますが、世田谷と距離は離れていても、5年前の東日本大震災で被災された方たちの悲しみを思うと、私はその方々の幸せを願わずにはいられません。皆さんも、きっと同じだと思います。人の悲しみを自分の悲しみとし、人の幸せを自分の幸せと思える、他の人に寛容で優しい人であってほしいと思います。 さて、保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。皆様が心から慈しみ育てられたお子様を、私ども教職員一同、心を込めて、今日から大切に教え、育ててまいります。皆様のご支援とご協力をお願いいたします。 結びに、本日ご多用の中、ご臨席くださいましたご来賓の皆々様に心より感謝し、今後も変わらぬご支援をいただきますようお願い申し上げ、式辞といたします。 平成28年 4月 7日 船橋希望学舎 世田谷区立船橋希望中学校 校長 加 藤 敏 久 |
|