未来に羽ばたく生徒たちの活躍の様子をご覧ください。

校長式辞

画像1 画像1 画像2 画像2
卒業式式辞

 春の訪れのうれしさと、別れの時のさびしさを同時に感じています。
 二一六名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。

 私はこの船橋希望中学校で一年間、皆さんと一緒に学校生活を過ごしました。
 皆さんは明るく素直で、授業でも仲良く学び合い、いつ会っても笑顔で礼儀正しくあいさつができる、誰に対しても温かい、すばらしい学年でした。
 私が一番印象に残っているのは、修学旅行です。実行委員を中心に短期間でよく準備し、班行動を大成功させたこと、昨日のことのように覚えています。京都、奈良での楽しそうな顔、東京駅の解散式での充実した顔、今でも心に残っています。
 この一年を振り返ってみて、運動会、部活動、修学旅行、区陸上競技大会、そして合唱コンクールと、皆さんはぐんぐん自信と実力を付け、先輩たちにも、他の学校にも負けない立派な三年生として、船橋希望中学校のあらたな一ページを開き、一、二年生の手本となってくれました。
 また、受検直前の面接や集団討論の練習でも、一人ひとりがはっきりとした目標をもち、考えを一生懸命に説明する姿を見て、十年後、二十年後の将来が楽しみな人材がたくさんいるな、と思いました。大切にしていることばは何かたずねると、多くの人が「ありがとう」です、と答えましたね。皆さんの心の優しさを感じ、うれしくなりました。これまでの三年間、船橋希望中学校を支え、発展させてくれてありがとうございました。
 そんな皆さんの門出にあたり、二つお話をします。

これからの変化の激しい社会を生きていく皆さんに必要なものは、本校の校名でもある「希望」です。どんなに壁が高くても、それを乗り越えたい、実現したい、きっとできるという強い思いです。ギリシャ神話の「パンドラの箱」のたとえにあるように、私たちはどんなときでも「希望」を捨ててはいけません。「希望」を胸にがんばっている人には、たくさんの人の助けがあるのです。少し高いハードルでも、果敢にチャレンジし、さまざまな経験をして成功や失敗から考え学びながら「希望」をかなえてください。新しい世界へ、洋々たる前途へ、「希望」という名のオールで、それぞれの船をこぎ出してください。

 また、この春で東日本大震災から六年が経ちました。昨年には熊本地震もありました。被災された方々へのお見舞いと併せて、人に対する愛情の温かさや、協力して困難を乗り越えることの大切さについても思い出し、人のつらさが分かる人になってほしいと思います。

 最後になりましたが、ご来賓の皆様、本日はご多用にもかかわらずご列席いただきまして、誠にありがとうございました。
 保護者の皆様、お子様のこれまでの十五年間、一コマ一コマが昨日のことのように思い出されるのではないでしょうか。楽しかったこと、ご苦労されたこと、皆様の温かい愛情にはぐくまれ、このように立派になったお子様の姿をご覧になって、感慨もいかばかりかと思います。あらためまして、お子様のご卒業おめでとうございます。この三年間、本校の教育にご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。

 卒業生の皆さん一人ひとりのご健康と、順風満帆で幸せな人生を歩まれることを心から願い、式辞といたします。

平成二十九年三月十七日
船橋希望学舎 世田谷区立船橋希望中学校 統括校長 加藤敏久

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
学校行事
3/24
(金)
修了式
3/26
(日)
春季休業日(始)

学校だより

給食だより

保健だより

学校運営委員会だより

PTAだより

各種おしらせ

生徒会だより

相談室だより

図書だより

研究だより

部活動

学校概要・基本情報