おすすめの本【第3弾】今週も今日で終わりですね。 一週間お疲れ様でした! 今日のおすすめの本は… アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」です。 〈あらすじ〉 U・N・オーエンなる人物に招かれ、あるいは雇われて、孤島に集った男女十人。彼らが滞在することになるモダンな屋敷には、十人のインディアンが一人ずつ消えてゆくという歌詞の童謡と、十体のインディアン人形が飾られていた。 晩餐の席で突如、奇妙な声が食堂に響いた。それは彼ら十人の過去の罪を暴き、断罪するものだった。そして直後、あの童謡とそっくりの状況で一人が絶命。十体あったはずの人形が一つ減っていた。荒天により本土から隔絶された孤島の屋敷で、一人、また一人と、集められた者たちは歌詞に沿って殺されてゆく。 今回紹介する「そして誰もいなくなった」という作品は30ページにつき、一人が殺されていくお話です。 次は自分が殺されるのではないかと錯覚してしまうほど、緊張感のある作品です。 奇妙なトリックは、わかりそうでわからないもので、あっという間に読み終えます。今から80年前の作品ですが、色褪せることはありません。 彼女の発表された推理小説の多くは世界的なベストセラーになっており、「ミステリーの女王」と呼ばれています。他の作品も魅力的なので、ぜひ読んでみてください! 来週は、様々な先生方のおすすめ本シリーズを始めるのでお楽しみに♪ (有井 里奈) |
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