令和4年度 第62回卒業式(校長式辞)

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遅くってしまいましたが、先日の卒業式での校長式辞を掲載します。


 世田谷区立東深沢中学校、第62回目の卒業生として本校を巣立つ、146名の皆さん、卒業おめでとうございます。
 校長として皆さんとともにこの場に立てることをとても誇りに思います。
 そして、世田谷区議会議員の方々をはじめ、ご来賓の皆さま、地域の皆様、並びに保護者の皆様には公私ご多用のところ、本校の卒業式にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。高いところから恐縮ではございますが、厚く御礼を申し上げます。
 
 さて、卒業生の皆さん。皆さんは「ウェルビーイング」という言葉と知っていますか。
 「ウェルビーイング」とは、心身と社会的な健康を意味する概念です。つまり、満足した生活を送ることができている状態、充実した状態などの多面的な幸せを表す言葉です。
 ちなみに、厚生労働省は、「ウェルビーイング」を「個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念」であるとしています。

 幸せを表す英語としては「ハピネス」がありますが、こちらは瞬間的な幸せを表す言葉です。それに対して、「ウェルビーイング」は「持続的な幸せ」を意味し、さらに、個人のみならず個人をとりまく「場」が持続的によい状態であることを言います。
 皆さんの今の状態はどうですか。
 離ればなれになってしまうので、悲しいという気持ちもあるかもしれませんが、素晴らしい仲間たちに囲まれ、家族や地域の方々、後輩、教職員に3年間の頑張りを温かく祝福され、そして、輝く未来が待っている。この状態こそ「ウェルビーイング」だと思います。

 なぜ、今、「ウェルビーイング」という言葉が注目され、「ウェルビーイング」が必要なのか。
 それは、皆さん自身が考えてほしいと思います。自ら考えないと「ウェルビーイング」は創り出せません。
ただ、「ウェルビーイング」になるための深化は、
 まずは、「今が楽しい」と思えること。そのときの充実がまずは大切になります。
 そして、「これからの将来に希望を持てる」という状況を創り出すこと。今も将来も明るいと思えることが大切です。
 次に、「家族や仲間、友だち、地域の人の幸せを願う」こと。
 最後に、「クラスや学校、地域、日本、世界を良くしていきたい」と考えることです。
 
 つまり、個人が「ウェルビーイング」であるためには、社会も地球も「ウェルビーイング」である必要があると言うことです。
 全世界の人々全てが「ウェルビーイング」について考え始めたら、完璧な「ウェルビーイング」になると思いませんか?
 それはとても壮大なことだと感じるかもしれませんが、世の中には、そこに向かって歩み始めている人たちがたくさんいます。
 たくさんの企業も取り組んでいます。

 皆さんもできることから始めてください。
 できること?それは、自分自身の充実や幸せ、そして、身近にいる人の充実や幸せです。

 HIGASHIの生徒の良いところは仲間を大切にすることです。
 そして、人それぞれの「違い」を当たり前のこととして受け止めることができることも良いところです。
 校長面接で友達やクラスメイトとのかかわりについて質問した答えから、友達やクラスメイトへの「気遣い」と「尊重」を感じました。
 また、家族への思いも感じました。
 であれば、自分を含めた、自分の身の回りは「ウェルビーイング」な状態を創り出せると思います。
 そこから、考えながら、さらに深化させていってほしいと思います。
 これだけ「ウェルビーイング」を連呼されると頭に入りますよね。
 そうです。私からの最後のメッセージは「ウェルビーイング」です。
まずは、この言葉を覚えておいてください。

 最後になりましたが、
 保護者の皆様にひとことお礼を申し上げたいと思います。
 この三年間、本校の教育活動にご理解とご協力をいただきまして本当にありがとうございます。
 コロナ禍真っ只中の三年間でしたが、保護者の皆様の支えがあったからこそ、教職員一同、自信をもって教育活動に当たる事ができました。
 そして、その支えがあったからこそ、今の卒業生の姿があるのだと思っています。
 心から、感謝を申し上げます。
 そして、卒業生の皆さん、この様な状況の中でも、HIGASHIの伝統を守り、さらに、進化させてくれたことに感謝します。

 令和五年三月二十日
 みしまの森学舎 世田谷区立東深沢中学校 校長 本田 仁

令和4年度 修了式(校長式辞)

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本日の修了式での校長式辞です。


 おはようございます。
 いよいよ中学校1年間の締めくくりである修了式を迎えました。
 そして、4月から新しい学年になります。
 1年生は先輩になります。
 2年生は最上級生になります。
 その準備はできていますか。

 修了式で1,2年生の皆さんにお話ししたいことは毎年同じです。
 進級して変わるものと言えば・・・、
 いくつかあると思いますが、
 その中で、一番大きいのが、「責任」です。
 進級するということは、それだけ一人一人の「責任」が一段階上がるということです。
 後輩ができる。
 看板を引き継ぐ。
 先週の卒業式では、皆さんは3年生からバトンを渡されましたね。
 そのバトンを未来のHIGASHIの生徒へつなぐことも「責任」の一つですね。

 皆さんなら、自分自身の「責任」を全うすることで、自分自身を成長させ、思いやりが溢れる温かい学校を創ることができると思います。

 卒業した3年生かっこよかったですよね。
 皆さんがやるべきことは、あの3年生に追いつくことではなく、超えることです。

 たった2週間ですが、2週間後には、一回り成長した顔つきになった皆さんの姿を楽しみにしています。

 本日渡される通知表には、担任の先生が心を込めて書いた所見があります。しっかりと読んで、皆さんの成長につなげてください。
 充実した春休みを送ってください。

全校朝礼(校長講話)

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本日の全校朝礼の校長講話では、
「忍耐力」について話しました。


 おはようございます。
 今日は「忍耐力」についてお話をします。

 「最近の子供たちは忍耐力がない。」と言われています。
 皆さんは、自分自身は「忍耐力がある」と思いますか。
 忍耐力とは、ずばり「忍んで耐える力」です。
 「忍ぶ」には、「つらいことを我慢し、黙ってじっとこらえる」という意味があります。
 この意味だけを考えると、忍耐力はマイナスのイメージになりますね。
 だって、他人から与えられる精神的な苦痛を黙ってじっとこらえる力なんて必要ないと思います。まあ確かに、撥ね退けられる力はほしいと思いますが、

 ここでお話ししている「忍耐力」とは、
  ☆同じことの繰り返しでも、嫌にならず続けられる力
  ☆苦しい局面や、場面でも投げ出さずに、最後までやり遂げる力
のことを指しています。

 生活をしていると、ストレスを感じたり、プレッシャーを感じたりすることはよくあります。
 時には、投げ出したくなったり、逃げ出したくなったりしても、投げ出すことも逃げ出すこともできない、なんていう場面もあります。
 誰にでも起こり得ることです。
 そんなときに忍耐力が大切になります。

 忍耐力のある人は、
  〇どんなことにも意味を見出せる。
  〇自分の気持ちをコントロールできる。
  〇ネガティブな思考になりにくい。
  〇何があっても大丈夫と思う感情を持つことができる。
などの特徴があります。

 皆さんが社会に出た時に、必要とされる力に中に「忍耐力」もあります。
 「忍耐力」という直接的な表現はしないみたいですが、先ほどあげた力と併せて、「ストレス耐性が強い」とか「打たれ強い」という表現で使われることもあります。

 そして、忍耐力があれば、ネガティブな思考に陥り、自分自身を見失うこともないと思います。
 ぜひ「忍耐力」を意識して生活してみてください。
 これでお話を終わります。

第2学期終業式(校長式辞)

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本日は第2学期の終業式です。
校長式辞では、「人権」について話しました。

 おはようございます。
 この2学期末に3年生との校長面接を行いました。
 まだ全員との面接が終わったわけではありませんが、一応一区切りつきました。
 その校長面接の中で、
 「友だちや周りの人とのかかわりで気を付けていることは何ですか。」
 という質問項目があります。
 1,2年生の皆さんはどう答えますか。

 この質問と同じような質問が高校等の面接試験で聞かれるかどうかはわかりませんが、これは人権教育や道徳教育を大切にしているHIGASHIだからこそ3年生に聞いてみたいと思っている質問です。
 もちろん正解は一つではありません。
 質問に答えた生徒が言った言葉すべてが正解です。

 人権教育には
 「自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることができるようになる。」
 という目標があります。
 他の人と接することが得意な人もあまり得意でない人もいると思いますが、大切なのは相手への思いやりの気持ちですね。
 学校関係者評価アンケートの「思いやりの心や認め合う心をもって友だちや他の人と接している。」という質問項目では、約90%の皆さんが「とても思う・思う」と答えてくれました。
 この結果はとても素晴らしいと思います。
 でも、目指しているのは100%です。
 自分の大切さとともに、他の人を思いやり、認め合う心をもった生徒で溢れている学校であれば、とてつもない安心感があり、居心地もとてもよいと思います。
 皆さんの力で創っていってくださいね。

 もう過ぎてしまいましたが、12月4日から12月10日までは人権週間でした。
 この冬休みに、改めて自分の人権、他の人の人権について考えてみてください。

 では、充実した冬休みを過ごしてください。
 以上でお話を終わります。

全校朝礼(校長講話)

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本日の全校朝礼での校長講話です。
11月に引き続き、学習に関する内容です。


 おはようございます。
 三者面談が終わり、もうすぐ2学期も終わりですね。
 残り少ない2学期も大切にしてくださいね。

 今、3年生と校長面接を行っています。
 みんなしっかりとしていて、進路決定に向けて真剣に向き合っています。

 さて、11月の全校朝礼では、「勉強の習慣化」に関する話をしました。
 本日はその続きをお話しします。

 テスト等において、よりよい成果を上げるためには、
 まとめたもの等を繰り返し見る(いわゆる再読)よりも、テストや質問形式で確認した方が定着します。
 これは、脳は「インプット」よりも「アウトプット」を重視しているためです。
 つまり、大切なのは「思い出す」という訓練になります。
 繰り返し読むことで、「理解した」という感覚になります。
 この「理解した」という感覚は、「分かったことはもうよい」と知識欲を減退させ、思考停止を併発させることもあります。
 「理解した」イコール「確実に思い出せる」ではありません。

 あとは、睡眠も記憶を定着させるのに、大切なことです。
 
 この話は、東京大学の「脳」を研究している教授のご講演でのお話でした。
 3年生は、前回の「習慣化」と今回の「アウトプット」を意識して頑張ってください。
 もちろん1,2年生も他人事ではありませんよ。

 以上でお話は終わります。


全校朝礼(校長講話)

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本日の全校朝礼の校長講話です。

 おはようございます。
 期末考査お疲れ様でした。
 実力を出し切ることはできましたか。

 本来ならここでホッと一息と言いたいところですが、
 3年生はそうはいきませんね。

 大切になってくるのは「やる気」の継続ですね。
 期末考査の前に「やる気」を出したと思います。
 それを継続させていくのです。
 でも、「やる気」というのは、やり始めない限り出現しません。

 実は、「できる」と言われている人たちは、「やる気」ではなくシステムに従っているのです。
 「できる」と言われている人たちは、勉強する気分を待つことはなく、勉強する時間になれば粛々と始めているのです。
 そのことが、つまり習慣化することが、心理的負担を軽減し、学習したことを定着させているのです。
 「勉強しなきゃ」と考えてから「やる気」がアップするまでには、心理的負担があるのです。
 皆さんも感じることありますよね。

 さあ、皆さんは「勉強の習慣化」できますか。
 皆さんは、朝キュビナを頑張っていますね。
 朝キュビナも勉強の習慣化のための取り組みの一つでもあります。

 昨年度もこのようなお話をしました。
 3年生は「習慣化」を意識して頑張ってください。
 もう一つ勉強に関する話がありますが、それは次回にまわします。
 もちろん1,2年生も他人事ではありませんよ。
 以上でお話は終わります。

全校朝礼(校長講話)

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本日の全校朝礼での校長講話です。

 おはようございます。
 第2学期が始まり、1ヶ月が経過しました。
 今はどんな感じですか。
 「やっと体が慣れてきた。」
 「中間考査が終わってよかった。」
 「行事に向けて頑張るぞ。」
 「部活動の大会や発表頑張るぞ。」
 「悔いのない進路を選択するぞ。」
 と前向きな気持ちの人も多いと思いますが、
 「学校は楽しいけど、やっぱり朝起きるのはつらいなあ。」
 「2学期長いなあ。」
 などとちょっと疲れてきている人もいると思います。

 そこで、ちょっと疲れてきて、ネガティブな気持ちになってしまった人にとって大切なことは、ちょっとした気持ちの「切り替え」です。

 「切り替え」るには、皆さんそれぞれ自分にあった方法があるとは思いますが、代表的な方法をいくつか紹介します。

 ネガティブな気持ちが続くと、心身の緊張によって前向きな考えに欠かせない酸素が脳に行き渡りにくくなります。
 そんなときは、酸素の流入量を増やすことが大切になります。
 つまり、1つ目は「深呼吸」です。
 特に、「3・2・15」という呼吸法が良いと思います。
 「3秒かけて空気を吸い、2秒間息をためて、15秒かけてゆっくり吐き出す。」
 という流れを繰り返すと、肺が広がり、気分も徐々に落ち着きます。

 2つ目は身近な人と話すことです。
 特に、親身になってくれる相手と話をすると、共感や同情によって「自分は一人ではない。」という気持ちになり、頑張ったり、前向きになったりすることができます。

 3つ目は感動することや魂を揺さぶることです。
 本や音楽、映画などの作品を楽しんでみてください。特に、心を揺さぶり、涙を流すような作品がよいと思います。
 泣いた後では、怒りや混乱、緊張、不安などの度合いが下がると言われています。

 もちろん、まだまだ他にもありますし、最初にも言ったとおり、皆さんそれぞれの方法で構いませんので、「切り替え」を意識してください。
 いつでも、どこでも、「切り替え」は大切ですね。

 先週、世田谷区立中学校陸上競技大会が行われました。
 出場した選手の皆さんお疲れ様でした。
 すべての選手が全力を尽くし、素晴らしい活躍でした。
 区陸の表彰は後日行います。

 以上、お話は終わります。

第1学期終業式(校長式辞)

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本日は、第1学期の終業式です。
校長式辞では、以下のような話をしました。

 おはようございます。
 本日は1学期の終業式です。
 みなさんはどんな1学期でしたか。
 2,3年生は4月6日から、1年生は4月7日から今日まででどのくらい成長できましたか。
 私から見ると
 体の成長はもちろんですが、学力や心もしっかりと成長しているように感じます、

 それは、学校という集団生活の中で、日々様々な刺激を受けているからです。

 体育祭のような大きな行事だけでなく、小さな行事、授業、定期考査、当番活動、生徒会活動、部活動など成長するチャンスがたくさんあります。
 友だちと過ごす休み時間なども成長するチャンスです。

 では、集団生活の中にいれば、自然と成長するのか。
 もちろん、答えはNO!です。
 皆さんは、その集団から様々な刺激を受けて、いろいろなことを感じ、考え、判断し、行動していますよね。
 それが成長につながるのです。

 夏休みは、そのまわりからの刺激が少なくなる期間になります。
 この夏休みという期間は、自分自身が主体となって、成長するための刺激をつくらなければなりません。
 自分自身で考え、計画を組み立てて、行動できるかが2学期以降の成長に大きくかかわってきます。

 昨年度の1学期の終業式でもお話ししましたが、
 「充実した夏休み」は「満足度」ではなく、「成長」なのです。
 だから、夏休みの終わりごろに後悔したとしても、自分自身で考え、何かに取り組んだのなら、それが成長であり、「充実した夏休み」なのです。

 では、改めて言います。
 「充実した夏休みを過ごしてくださいね。」
 担任の先生が心を込めて書いた所見にも、「充実した夏休み」を過ごすヒントが書かれています。
 みなさんの成長に期待しています。

 もう一つお話があります。
 ミーティング・ルームのレースのカーテンがボロボロでした。
 皆さん気付いていましたか。
 本校で活動している「東深沢スポーツ・文化クラブ」の方々が新しいレースのカーテンを寄贈してくださいました。
 感謝の気持ちを伝えるとともに、大切に扱ってくださいね。

 お話を終わります。
 2学期も皆さんの笑顔を楽しみしています。

全校朝礼(校長講話)

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本日の全校朝礼での校長講話です。
道徳授業地区公開講座やセーフティ教室を受けて「多様性」について話しました。

 おはようございます。
 先週の水曜日、道徳授業地区公開講座がありました。
 講師の安藤奏汰先生が分かりやすくお話をしてくださいましたね。
 生徒に皆さんへの講演会のあと、
 安藤先生とPTAの方々、先生たちで協議会を行いました。
 その協議会の中でも、素敵なお話がたくさんありました。
 その中で、「固定概念を外す。」という言葉がありました。
 「確かにそうだな」と思いました。
 大人になると、たくさんの知識が増える代わりに、どんどんと頭が固くなっていくような気がします。
 すべての大人がそういうわけではありませんが、
 自分の考え方が固定されてきてしまう人が多いような気がします。

 つまり、「こうあるべき」だと決めつけてしまう。
 「こうあるべき」をすべて否定するつもりはありませんが、
 改めて感じたのは、やはり人に対しては、
 それぞれの人の「個性や特性」を理解するということが最優先であるということです。

 また、先週土曜日のセーフティ教室でも、
 自分の「いいね」と他の人の「いいね」は違う。
 自分の「嫌だ」と他の人の「嫌だ」は違うというお話がありました。

 東深沢中学校でも「ちがいはあたり前」と言い続けてきました。
 皆さんももう一度、そのことを考えてみてください。
 まずは、身の回りのクラスメイトや友達について考えてみてください。
 そして、人はみんなちがうという視点で、お互いを認め合ってください。

 絶対にいけないことは、誰かの個性や特性を馬鹿にしたりすることです。
 それは、「いじめ」です。
 HIGASHIにはそんな生徒はいないと思っています。
 でも、迷いが生じる時もあります。
 そんな時に大切なのが「寛容な心」です。

 終業式まで、残り1週間と3日です。さらによりよい人間関係をつくって1学期を終わりましょう。頑張ってください。
 お話は終わります。

全校朝礼(校長講話)

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本日の全校朝礼は放送で行いました。
校長講話を紹介いたします。


 おはようございます。
 先週は体育祭お疲れ様でした。
 皆さんの頑張りがとてもまぶしく感じました。
 「共に高め合い」「共に成長する」ことができましたか。
 答えは皆さんの心に中にあります。

 さて、今週の水曜日からは期末考査です。
 1年生にとっては初めて定期考査ですね。
 定期考査は日頃の学習の成果の確認ですから、本来なら特別な準備は必要ないはずです。
 とは言っても、準備しますよね。
 この週末も頑張った人が多いのではないでしょうか。

 頑張ろうと思っても、なかなか「やる気」が出ないときがありますよね。
 やる気は、やる気を作り出すホルモンである「アドレナリン」の分泌を高めることで、生まれます。
 だから、勉強をする前に、筋トレとかをすると、やる気が生まれてきます。

 「でも、筋トレとかもやる気がしないのだけど。」という人のために、
 次の4つを行うとアドレナリンの分泌が高まるそうです。
 まずは、背筋を伸ばし、胸を張る。
 次は、腕を組む。
 そして、こぶしを強く握る。ふくらはぎに力を込める。
 最後に、全身に力を入れる。
 ほんのちょっとでも構わないですが、30秒くらいやると効果があるみたいです。
 さあ試してみてください。

 実はこのお話は昨年度の6月にお話しました。
 「やる気」は大切なので、これからもお話しすると思います。
 特に、3年生は受験勉強にも役立ててみてください。
 確かに、背筋を伸ばすだけでも、少しやる気が出ますね。

 以上で、お話は終わります。

全校朝礼(校長講話)

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本日の全校朝礼は放送で行いました。
校長講話を掲載します。

 おはようございます。
 新年度が始まって一か月がたちました。
 皆さんは新しい学校生活にはもう慣れましたか。
 そして、楽しんでいますか。
 慣れることは良いことですが、慣れることがマイナスに影響することもあります。
 気分はいつも新鮮な気持ちで頑張ってください。
 逆に、慣れずに、心配なことや不安なことがある場合は、必ず先生たちに相談してくださいね。
 一番話しやすいと感じている先生でかまいません。

 話は変わって、
 先週は生徒総会お疲れ様でした。素晴らしい会だったと思います。
 その生徒総会の講評で片山先生が、リーダーとフォロアーの話をしていましたね。
 良い集団作りには大切なポイントだと思います。
 集団作りと言えば、いよいよ体育祭が3週間後に迫ってきました。
 体育祭と言えば、勝ち負けがあり、一喜一憂する行事です。
 もちろん、一喜一憂することも「心」を成長させるうえで大切なことです。
 でも、本当の目的は、行事への取組・本番を通して何かが良い方向に変わることです。
 その目的を達成するためには、リーダー、フォロアーも大切ですが、
 やはり一人一人の自覚が大切です。
 「自ら考え、判断し、行動する。」
 リーダーシップ、フォロアーシップ、そして、同じ目標に対して、誰もが「自ら考え、判断し、行動する」ことができれば、すごい集団ができると思いませんか。

 皆さんはHIGASHIの生徒たちです。
 一人一人が意識を高く持ち、いつも言っていることですが、ワンランク上のHIGASHIをみなさんの手で創ってください。
 楽しみにしています。
 以上で、お話は終わります。

全校朝礼(校長講話)

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本日の全校朝礼は校庭で行いました。
次のような話をしました。

 おはようございます。
 学校が始まって約10日間がたちました。
 新しい学校、新しい学年には慣れましたか。
 どの学年もとても良い立ち上がりだと各学年の先生方から聞いています。
 先生もそう感じています。


 東深沢中学校の開校当時のスローガンは、「みんな仲よく、礼儀の正しい学校に」でした。このスローガンの精神は今も変わっていません。
 そして、このスローガンと絡めて、毎年4月の全校朝礼では、みなさんに3つお願いをしています。
 さらに、本年度から一つ追加しました。
 
 一番目は、「あいさつ」です。
 あいさつを大切にして、がんばっている生徒はたくさんいます。
 特に、生徒会役員や生活委員は意識が高いですね。
 あいさつは人と人とのつながりの第一歩です。
 あいさつ四箇条を大切に、さらに、あいさつをがんばってください。
 
 二番目は、「自分自身を大切に」です。
 これが追加した一つです。
 人には必ず良いところがあります。
 その自分自身の良いところに自信を持って生活してください。

 二番目は、「思いやり」です。
 思いやりとは、「他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち」です。
 何も見返りを期待せずに、人の心から純粋にでてくる親切こそが「思いやり」です。
 ぜひ、一人一人が思いやりの心を大切にして、さらに、温かいHIGASHIをつくってください。
 
 そして、最後は、「いじめ禁止」です。
 私は校長として、「いじめ」は絶対に許しません。
 いじめにつながるような「いじり」や「からかい」「ちょっかい」も絶対に許しません。

 スローガンの精神もありますが、学校という集団で生活する場所で大切なことは、安全で安心できる場所であるということです。
 「あいさつ」「自分自身を大切に」「思いやり」「いじめ禁止」を意識して、温かく、安心できる学校をみなさんの手で創ってください。
 以上でお話を終わります。

入学式(校長式辞)

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学校日記にUPするタイミングが遅くなってしまいました。
入学式での校長式辞です。


 春の暖かさが心地よいこのよき日に、保護者の皆様や二・三年生の皆さんが見守る中で入学式が挙行できますことに、心から感謝いたします。

 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
 皆さんの返事からは、新たな環境で頑張るぞという気合いを感じました。

 皆さんは今、どうような思いを胸に抱いていますか。
 「期待」ですか。
 「不安」ですか。
 恐らく、そんな簡単な言葉では表せない複雑な思いを抱いている人が多いと思います。
 「思いを巡らす。」
 つまり、それはいろいろなことを想像したり、予想したりしているということですね。

 では、その想像や予想の中にある期待通りの中学校生活にするためにはどうすればいいでしょうか。
 不安を取り除くためにはどうすればいいでしょうか。
 これが「考える」ということです。

 東深沢中学校の教育目標の一つに
 「自ら考え、判断し行動できる生徒」という目標があります。

 これからはVUCA(ブーカ)の時代と言われています。
 聞きなれない言葉だと思いますが、
 VUCA(ブーカ)とは、
 Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字です。
 これらの四つの要因により、現在の社会経済環境が極めて予測困難な状況に直面しているという時代認識のことです。
 そのような時代を生きていくためには、「自ら考え、判断し行動できる」ことがとても大切です。
 まずは、自分で「考える」です。
 
 つい2週間前までは、最上級生として、小学校のリーダーとして考えながら、小学校を引っ張ってきた皆さんなら大丈夫です。
 中学校に入学し、最下級生になり、リセットするのではなく、
 そのリーダーとして、考えてきた力をさらに磨いてください。
 本当は、これから義務教育を終わり社会に出ていく卒業生にお話しするような内容ですが、中学生のうちから、これからの社会のことを踏まえて「考える力」を身に付けてほしいと思ってお話ししました。

 もう一つ忘れないでほしいことがあります。
 これはHIGASHIの生徒として絶対に守ってほしいことです。
 人はみんなちがいます。誰もがオンリーワンです。
 まずは、そのオンリーワンである自分自身を好きになってください。
ま わりの人と比較したり、まわりに流されたりするのではなく、「自分はそのままの自分でいいのだ」と思ってください。
 そして、次に、その「ちがい」をあたりまえのこととして受け入れてください。
 誰とでも支え合い、高め合える、そんな学校、そんな世の中を、HIGASHIの生徒としてつくっていってください。

 さて、保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。
 皆様が心から慈しみ育てられたお子様を、私ども教職員一同、心を込めて、今日から大切に教え、育ててまいります。
 皆様のご支援とご協力をお願いいたします。


令和4年4月7日
みしまの森学舎 世田谷区立東深沢中学校
                校長 本 田  仁

第1学期 始業式 その1(校長式辞)

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生徒たちはしっかりとした態度で、着任式・始業式に臨んでいました。
校長式辞もしっかりと受け止めてくれているようで頼もしく感じました。
以下は校長式辞です。

 おはようございます。
 新2年生・3年生の皆さん、進級おめでとうございます。
 さあ準備をしてきましたか。
 自分自身の立場や役割を「自覚」してきましたか。
 まあ皆さんなら大丈夫ですね。

 いよいよ新しい年度が始まりました。
 新しい友だち、新しい先生方と一緒にがんばってほしいと思います。
 もちろん今までの友だちや先生方との関係も大切にしてください。

 本年度も「思いやりの心」と「寛容な心」を大切にしてください。
 そしてもう一つ、「共感・協働」を大切にしてください。
 「性別だとか、大人だとか、子どもだとか、お年寄りだとか、障害があるとか、国籍だとか、宗教だとか、そういうことでの境界線を取り払って、その人の中身を大切にして、誰とでも、あたり前のように一緒に過ごすことができる。」
 そういう人になってください。
 十人十色という言葉があるように、
 10人の人がいたら、10個の個性や特性、価値観があります。
 だから、時には、ぶつかったり、すれ違ったり、相手を理解できなかったりすることもあります。
 でも、そのことすべてを理解し、受け入れることができれば、それだけ自分自身の「心の幅」が広がるのです。
 「心の幅」が広がれば、自然と不安や不満も小さくなっていきます。
 逆に、それを受け入れることができないでいると、自分自身も受け入れてもらえなくなっていくかもしれません。
 もう一度言います。
 みんなに頑張ってほしいことは「共感・協働」です。
 明日、入学してくる新入生にもやさしさをもって接してあげてください。
 「心の広い人」になってくださいね。
 期待しています。
 これでお話は終わります。

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