日々の教育活動の様子をアップしています。

Gravity〜休校中の君たちへ〜

「なぜ私たちは働くのか?」

「なぜ大人たちは働くのか?」
烏山中学校の先生が働く大人たちにインタビューしました。私たちが生きるこれからの社会は不確実性が高く、予測不可能だと言われています。私たちはこれからの社会をどのように働き、生きていけばいいのでしょうか。時間がある今だからこそ、「働く」「生きる」の大事なことを予習しましょう。

職業:小売業(スーパーマーケット店長Uさん)

Q1、仕事内容は何ですか
 仕事内容は店舗での商品販売、利益管理、人件費管理、従業員の管理、など円滑な店舗運営を行う仕事です。店長の仕事は、その責任者にあたります。

Q2、なぜこの仕事に就こうと思ったのですか
 当時の自分の実力で人の役に立てる仕事をと考えた時に、食を提供できる仕事が一番よいなと考え就職しました。学生時代のスーパーでのアルバイトの経験も活きると思い、更には、あらゆる人の生活にかかせないものだと実感できたこともこの職を選んだ理由の一つです。

Q3、やりがいや嬉しかったことは何ですか。
 まず、一緒に働いている学生スタッフに「店長と働けてよかった」と言ってもらえた時です。ひとりひとりの従業員と接しながら、共に成長できる喜びもこの仕事を選んでよかったと思える瞬間です。そして、何よりお客様から直接感謝の言葉を頂けた時です。客層増加、顧客満足度など言葉を交わしていないお客様からの支持が上がった時にも、自分の計画により誰かの役に立ったと感じた時も、とても嬉しくなります。

Q4、仕事で必要な力は何ですか。
 思考力、判断力、体力です。この仕事は常にお客様と私たちとの間で動き続ける職場です。常に考え、その場その場で判断を重ねて行く力が求められます。状況に合った指示、助言、判断によって働いている従業員の負担や、お店にものが並ぶスピードなど劇的に改善されることがあります。そして、体力がなければ疲れてしまいますので体調管理は大切です。

Q5、社会で活躍するためやっておいた方がよいことはありますか。
 自分を知ることです。できること、できないこと、好きなこと、苦手なこと、自分自身を知ることで、どんな環境があっているかなど少しずつわかってくると思います。後は、合っている環境で当たり前のことをしっかり、ひたむきに仕事をすることで活躍できると思います。そして何より健康第一です!私は新卒の時に一番お金を使ったのは寝具でした!

 働くということは、思考、判断、体力を必要とし、人とのつながりを大切に感謝の気持ちを持つことが重要だということがわかります。これらのスキルは中学校生活の中で伸ばすことができます。まず、思考・判断は、いつもの学習活動で養うことができ、体力も体育や毎日登校するエネルギーで培えています。そして、何より人とのつながりは中学校生活や実生活で欠かせないものです。いつも何気なく学んでいることは、実は将来の自分を作る土台作りになっているのです。ぜひ、そのようなことを意識して、これからの学校生活で共に学んでいきましょう!

「今日できることに全力を注げ そうすれば明日は一段の進歩を見るだろう(アイザック・ニュートン)」


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