令和元年度が終わろうとしています。

一年間、多くの皆様のご協力を賜り、今年度を終えられますこと心より御礼を申し上げます。

３月以降は私たち教職員にとってもこれまで経験のなかった対応に追われ、生徒たちにとっての年度末の総仕上げを十分に果たすことができなかったことに悔いが残っています。

それでもこの状況は他の学校も同様であり、感染症対策という世界規模での対応の中で残された条件を最大限生かしながら、やれるべき事をやる、という共通認識のもと日々問題解決に取り組んでおります。

先行きが全く見通せない中で私たち自身、思考停止に陥りそうな時も保護者や地域の皆様から暖かい言葉をかけていただき、また登校日の生徒たちの笑顔に励まされ、一歩ずつ前進を続けて来ることができました。今後も想定外の事態が次々と起きると思います。それでも生徒たちにとっての利益は何かという視点に立って一つ一つの問題解決にあたりたいと考えています。

砧中学校の現体制は本日までとなります。明日からは教職員の顔ぶれも変わり、新しい体制のもと、新年度をスタートさせます。多くの積み残した課題がありますが、しっかりと引き継ぎ、４月からの学校再開に向けて準備を進めてまいります。

『伸ばすべき生徒は伸ばし、支えるべき生徒は支える』この基本理念のもと、令和２年度も教育活動を推進してまいります。引き続き、ご支援・ご助言賜りますよう、お願い申し上げます。


砧中学校 校長 建部 豊