『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

卓球部のみなさんへ

卓球部のみなさんへ

お久しぶりです。卓球部顧問の畑田です。休校期間中の各部活からのお知らせ、卓球部のみが遅くなってしまったこと、すみません。各部活からの記事が出た5月前半、卓球部の記事が出せなかった理由、それは、あの時顧問である僕自身の気持ちが前を向けていなかったからです。

ニュースでも報道されているので知っている部員もいるかもしれませんが、夏の中体連の全国大会の中止が決まり、それに伴い関東も都大会も中止され、区大会の開催さえもなくなりました。僕たちの部活は、男子は関東、女子は都大会進出を目標に、他校がお休みをしているような時も、卓球にいそしんだチームでしたね。うまくいった時も、うまくいかなくて叱られた時も、自分たちでどうするべきか考え、また自分たちで立ち直り、真摯に練習に励む、そんなチームだったと思います。辛いとき、卓球をやめたいと思ったことがある人も、頑張って、頑張り続けて残ったのが今のチームです。顧問である僕は、そんなチームになった君たちのことを誇りに思っていました。

そんな君たちと迎える最後の1年、集大成となるはずだった1年。君たちがどんな気持ちで卓球をするのか、どんな結果を残すのか、どんな表情をして引退するのか、そして引退した後、どう進路に向かってそれぞれが歩み出していくのか、本当に本当に楽しみにしていました。それが、勝負することもできずに終わってしまうなんて…。

「私たちの今までの2年間は何だったんだろう…。」そんな思いが、頭の中を埋め尽くした5月前半、記事なんてとてもじゃないけどアップする気にはなれませんでした。それでも少しずつ自分の気持ちに整理をつけ、今、この記事を書いています。

きっと、君たちも、そんな悔しい思いを今もしていると思います。それでいいと思います。

あれだけ真剣にやっていたのだから、悔しくて当たり前です。たくさん悔しんで、たくさん悲しい思いをしてください。そして、その気持ちに、少しずつ整理をし、また前を向いて行ってください。

僕が、この卓球部で教えたこと。それは卓球だけではないはず。僕が君たちに卓球を通して伝えたかったこと、それは「全力で挑むこと」の大切さです。目標を達成するために考え、全力で取り組む。その姿勢は、世に出てからも絶対に必要なものだから。そのことを、君たちには学生時代の時から意識して、当たり前のものにしてほしかった。そんな僕の思いを知ってか、君たちはいつも全力でしたね。だから君たちのことを誇りに思っていましたし、大好きだったんだと思います。今度はそれを今後の学校生活や人生で体現していってください。大丈夫です。卓球部でできていたのだから、君たちなら絶対できると思います。

本当に本当に悔しいと思います。たくさん悔しんで、でも少しずつ前を向いてください。投げやりにならないで。残された学校行事で、日々の生活で、また君たちの本気を、全力を見せてください。誇らしかった卓球部員が、今後も誇らしくいてくれるのなら、顧問としてこの上ない幸せです。

頑張ろう、卓球部!    

畑田拓馬

PS 
今後の部活の方針は、またミーティングで話し合いましょう。
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