駒沢中学校の楽しい一コマをご覧ください。

第68回卒業式

画像1 画像1 画像2 画像2 画像3 画像3
加藤敏久校長先生の式辞です。 
「春(はる)風(かぜ)が吹き、中庭のモクレンが白い花を咲かせると、駒沢中学校にも、「旅立ちの時」が訪れます。一三二名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。本校の教職員と在校生を代表して、心からお祝いを申し上げます。

 私も皆さんと一緒にこの駒沢中学校に着任し、それから三年間、一緒に学校生活を過ごしました。
 その中で、皆さんが駒沢中学校に残してくれたものは、数え切れないほどたくさんあります。毎日のあいさつや生徒会活動、部活動など、新しいことに挑戦し、何事にもまじめに、よく考えて行動することができる、とても頼もしい学年でした。
 私が一番印象に残っているのは、本年度の合唱コンクールです。四クラスともレベルが高く、代々の三年生を超える合唱のできばえはもちろん、先生方と一緒にクラスで試行錯誤したこと、勝ち負けではない充実感、学年の一体感、下級生へのリーダーシップなど、皆さんの成長ぶりがよくわかり、たいへん感動しました。
 また、受検直前の面接や集団討論の練習会でも、一人ひとりがはっきりとした目標をもち、考えを論理的に説明する姿を見て、十年後、二十年後の将来が楽しみな人材がたくさんいることにうれしい気持ちになったこともありました。そんな皆さんの門出にあたり、大切な話をします。

 「花(はな)紅(くれない)にして美(び)なりといえどもひとり開くにあらず。春(はる)風(かぜ)きたりて初めて開くなり。」ということばがあります。人間が人生の花を咲かせるのは自分の努力はもちろん大切だけれども、同時に、花にとっての春風のような、自分を励まし支えてくれている心温かい人が身近にいることに気付き、感謝して生かしていこうとする心が必要だということです。
 卒業式という節目に当たり、これまで自分を支えてくれた友達、先生方、たくさんの人たち、特に、ご家族の方々に「ありがとう」のことばと、これからの決意を伝えてください。そして、今、一人ひとりの胸の中にある感謝と決意、中学校の思い出のひとかけらを、これから毎年春風が吹くと同時に思い出して、いくつになっても、どこにいても、初心に返るきっかけとしてください。
 また、この春で東日本大震災から四年が経ちましたが、私たちにはこの大災害を風化させることなく、防災の意識を高くもち続けると同時に、世の中のつらく苦しい思いをしている人に同情し、共感して、協力する心をこれからも忘れないでください。

 二つ目です。上級学校に進んでも、勉強を続ける志(こころざし)をもつことです。高校生といっても、その本分は勉強です。学びを止めれば、進歩も止まります。駒沢中学校の校訓「向学」の志(こころざし)をいつまでも大切にして、高校、大学、社会人になっても生涯学び続け、自分自身の能力をできる限り高めてほしいと思います。

 最後になりましたが、ご来賓の皆様、本日はご多用にもかかわらずご出席いただきまして、誠にありがとうございました。
 保護者の皆様、お子様のこれまでの十五年間、一コマ一コマが昨日のことのように思い出されるのではないでしょうか。楽しかったこと、ご苦労されたこと、皆様の温かい愛情にはぐくまれ、このように立派になったお子様の姿をご覧になって、感慨もひとしおだと思います。あらためまして、お子様のご卒業おめでとうございます。この三年間、本校の教育にご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。

 卒業生の皆さん一人ひとりの幸せと、生涯健康で充実した人生を歩まれることを心から願い、式辞といたします。」
しっかりと胸に刻んでください。(副校長)


1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
学校行事
3/26
(木)
春季休業日始

学校概要・基本情報

各種おしらせ

1学年だより

2学年だより

3学年だより

3学年進路だより

進路だより

保健だより

食育だより

学校運営委員会だより

スクールカウンセラーレター

学校経営

指導計画

学校評価

新入生

PTA

給食献立

校内研究

生徒会新聞

Weekend HomeWork 2年

令和3年度 学校だより