朝会での話から−校長 小宮賢治−

今年の決意が達成されるように−学習と生活リズムについて−(朝会での話)

 おはようございます。
 先日の2月2日(土)に烏山区民会館ホールで実施された「中学生のつどい」の中学生の主張や合唱発表では、芦花中学校の代表の人たちの発表が真剣で内容もすばらしく聞く人たちに大きな感動を与えました。私も大変嬉しく思いました。
 
 1年生の学年だよりの中に1年生の皆さんの今年の決意が書かれていました。今日は、その中から少し紹介をしながら話をしたいと思います。
 ある人は、冬休みに大掃除をしましたが、一度にたくさんの掃除をするのは大変なので、毎日少しずつやることが大切だと思ったそうです。そのことから、宿題も同じで、いつも楽をしようと後回しにしてまとめてやり大変なので少しずつ取り組んでいこうと書いてありました。
 別の人は、「早寝、早起き、朝ごはん」を心がけたいと書いてありました。朝早く起きれないのは寝るのが遅くなるためで、その原因はテレビを見過ぎてしまうためですと書いてありました。
 1年生から3年生までで、多くの人が悩んでいる課題でもあると思います。
 先生は、最近、読んでいる本に、脳が冴えて記憶・集中・思考力を高めるようにするという本があります。お医者さんの築山 節さんという人が書いている本ですが、その中に今、紹介しました二人の取組を援助するヒントがありますので、先生なりに解釈したことを紹介したいと思います。
 一つめは、学習です。
 集中力や頭の回転の速さは、それ自体を上げようと思っても上げられないそうです。集中力を高めるには、だらだらと学習しないで、学習する時間と勉強の量の関係を認識し、時間の制約を設けて取り組むことが大切だと言っていました。また、頭の回転数を上げるには、周囲の友達をよい意味で意識することが大切であるとも書いていました。スポーツの陸上競技でも一人で走っていてはよい記録が出にくいですがライバルがいればよい記録が出やすくなるのと同じです。友達も頑張っているから、僕も、私もと思うとよいということです。
 二つめは、生活のリズムをつくることです。
 朝、ある程度一定の時間に起き、太陽の光を浴びると、脳は安定するそうです。しかし、脳は基本的に怠け者で、楽をしたがるようにできているそうなので、強制的にそうなるような環境づくりも大切だそうです。
 そのことで、脳は活動状態になりますが、しかし、それだけでは十分に脳が目覚めたとは言えないそうです。
 3年生は、試験の時には、脳が活発に動き始めるために2時間位はかかるから、そのことを考えて起きるようにと指導されているのではないかと思います。
 お医者さんの話ですと、脳はウオーミングアップが必要で足や手や口を動かすことがそのウオーミングアップになるそうです。
ですから、家の手伝いをしたりあいさつをして話をしたりすることが重要になるそうです。
 芦花中では、あいさつを大切にしていますが、皆さんの学習や生活にも重要な役割を果たすことになりそうです。
 学習と生活リズムについて話をしましたが、参考にして努力してもらえればと思います。

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29