「笑顔のあふれる学校」今日も元気に頑張りましょう!

学校長式辞

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校長先生のお話に耳を傾けています。(佐藤)
以下は校長先生の式辞の内容です。

「校庭の桜もまるでこの日を待っていたかのように咲き誇っています。
 まずは、梅丘中学校に入学した百二十七名の一年生の皆さん、入学おめでとうございます。いよいよ中学生になりましたね。

 そして、本日は、大勢のご来賓の皆さま、地域の皆様並びに保護者の皆様には公私ともご多用のところ、本校の入学式にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。高いところから恐縮ではございますが、厚く御礼を申し上げます。

 さて、新入生のみなさん。 小学校を卒業してから、2週間しかたっていないのに、なんだかとっても「大人らしく」見えるのはいま着ている標準服のせいでしょうか。
 たぶんそれは、小学校と中学校とでは、子どもに求めるものが違うからだと思います。

 小学校では、より子どもらしくあってほしい、と先生も保護者も地域の方も願っているのですが、中学校になると、もっとおとなになりなさい、という意味の言葉を頻繁に言われるようになります。
 たった、2週間しかたっていないのに、この違いはなんだ、と思うかもしれませんが、実は、みなさんは小学校の高学年のころから自分たちの中にもっとおとなとして扱ってほしい、という気持ちが芽生えていたのです。気がついていた人も多かったでしょう。
 大丈夫です。今日からはおとなとして扱われることが多くなります。ただし、そう甘くはありせん。おとなとして扱われるということは、自分たちで出した結果は、自分たちで責任をもつということです。
 だからこそ、勉強や生徒会活動、部活動、体育祭、学芸発表会をはじめとすると数々の行事などを、自分の力で、自分たちの力で、乗り越えた,やりきった時の感動や喜びは格別なものになるのです。

 新しい元号が「令和」に決まりました。
 新元号の「令和」の典拠は万葉集の一節と言われています。この一節は、730年の正月に、大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で開かれた「梅花の宴」を描写したものです。「梅花」つまり「梅の花」です。「梅の花」といえば「梅丘中学校」です。いよいよ梅丘中学校がさらに発展いていく時代の到来です。当時、梅があるというのは、渡来の文化を知っている、教養を知っているという象徴的な意味合いもあったと言われています。
この「梅」にかかわる元年に梅丘中学校に入学したみなさん、この記念すべき出来事を誇りに思って、自分の力で、自分たちの力で中学校生活を頑張り、将来を切り開いてください。。

 もちろん、みなさんの前向きな気持ちを、後ろから見守っている先輩たち、横に座っている先生方、主事さん方が支えてくれます。

 話は変わりますが、昨日の始業式で、2,3年生には話しましたが、「人にやさしく」を大切にしてください。
 人はみんなちがいます。誰もがオンリーワンです。その「ちがい」をあたりまえのこととして受け入れ、支え合い、高め合える、そんな学校、そんな世の中をつくっていってください。

 最後になりましたが、保護者の皆様、本日はほんとうにおめでとうございます。小学校6年間はあっという間だったと思います。しかし、中学校ではさらに短く凝縮された3年間を過ごすことになります。小学校では大切に手をかけて育ててこられた方が多いと思いますが、中学校では少し離れたところから見守っていくことも必要になります。手をかけるのではなく、目をかける。そのような形で、学校の教育活動にご理解とご協力いただけると、三年後の卒業式の時の感激もよりひとしおになることでしょう。どうかよろしくお願いいたします。

 以上、入学式の式辞とさせていただきます。

 平成三十一年四月九日
 ねづやま夢の学び舎 
 世田谷区立梅丘中学校 校長  本 田  仁」

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