学校日記

読書の喜びを どの子にも

公開日
2008/07/17
更新日
2008/07/17

できごと

7月15日(火)一学期最後の読書タイム。
読み聞かせをしていただいている学年もありました。
柳田 邦男氏は著書「大人が絵本に涙する時」の中で、読み聞かせの大切さを次のように述べています。

 子どもは幼いように見えても、喜びや楽しさや悲しさや辛さや無念といったさまざまな感情が芽生えている。そうした感情がきめ細かく育つのを「感情の分化」と言う。「感情の分化」は、母親をはじめとする家族との接触のなかで芽生え、発達していく。母親や父親がたくさんの絵本や読み物を感情をこめて読み聞かせすると、物語の展開にそっていろいろな感情が動き、「感情の分化」がきめ細かさを増していく。
 これに対し、親が子どもを放置し、「テレビに子育てをまかせる」ような日常になると、子どもの「感情の分化」はほとんど起こらないで、怒りの感情や抑圧感ばかりが強くなり、他者の気持ちを汲み取ったり思いやったりする心がほとんど育たなくなる。
 実は、絵本や読み物による豊かな感情の形成という営みは、子どもだけの問題ではない。大人にも必要なのだ。・・・・・・

 長い夏休み。ひとり3冊ずつ図書室から本を借りていきます。
また、水泳指導日の9:30〜11:00の間は図書室を開放し(本校児童のみ)本の返却・貸し出しも行っています。
 今年の夏も、是非ご家族で読書を楽しんでください。