11月1日は開校記念日
- 公開日
- 2011/10/31
- 更新日
- 2011/10/31
コラム
11月1日は、開校記念日です。松原小学校は、11月1日で「76歳」の誕生日を迎えました。
昭和9年、1934年、今の松沢小の分教室として松原小がスタートしました。当時は、松沢尋常高等小学校松原分教場と呼ばれていました。翌年の昭和10年、1935年11月1日、東京市松原尋常小学校が誕生しました。松沢小学校から転校してきた当時の小学生だった人が「まつばら」でこのように語っています。
「昭和10年、松原小の開校にともなって松沢小から転校してきました。学校のすぐ隣は野原で、井の頭線の所までずっと坂になっていました。雪が降った時は大はしゃぎで、すべったり転んだりしました。道をへだてて文房具屋さんがありました。校舎は木造二階建てで、新しい教室が六つほどの学校でした。」
昭和16年、1941年、戦争のために、松原国民学校と名前が変わりました。戦争が激しくなるにつれ、その被害をさけるために、疎開が始まりました。昭和19年、児童約290名が学童集団疎開に参加し、3回に分けて、新潟県の栖吉村、田上村、下条村のお寺や旅館で生活をしました。疎開に行った子どもたちは、友達や先生と一緒に生活をしましたが、両親や兄弟と別れ、つらくさびしい日々を送りました。昭和21年、1945年、5月24日から25日にかけて、世田谷・新宿・渋谷などに大きな空襲がありました。そのころ、松原小は閉鎖され、航空本部として使われていましたが、この空襲で、校舎と校舎にあったものはすべて焼け落ちてしまいました。
昭和22年、世田谷区立松原小学校と、現在の学校名になって、64年がたちました。
みなさんのお父さんお母さん、おじいさんおばあさんの中には、松原小学校を卒業したという人がいるここと思います。その人達が松原小学校に通っていたときの話を聞くと勉強になると思います。