6月18日(土) 児童朝会
- 公開日
- 2011/07/05
- 更新日
- 2011/07/05
校長室より
「そろえる」
皆さん、学校で靴箱に靴を入れるとき、そろえていますか。
校長先生は、毎日皆さんの靴箱を見て回っています。
きちんとそろっているかな。乱れている子はいないかな。
乱れている子がいると、あわてて来たのかな。家で何かあったのかな。と思います。
履物をそろえるということについて、長野市の円福寺の住職さんの詩を紹介します。
「はきものをそろえる」
はきものを そろえると 心もそろう
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう
3月11日の大震災から数日後、新聞にのせられた1枚の写真がありました。
避難所の玄関の履物が、きちんとそろっている写真です。
一人一人がきちんとそろえて脱いだのか、誰かがきちんと揃えたのか分かりません。
あんなに大変な時に、きちんと靴がそろえて脱いであるのを素晴らしいと思いました。
外国の記者が、「日本の強さに驚いた。津波は被災地の建物を破壊したが、日本の文化、社会道徳、品行方正さは、失われなかった。」と報じたそうです。
はきものをそろえるという行いは、自分の行いを振り返り、
1歩立ち止まって整えるということです。
やりっ放しにせず、自分を振り返り、乱れを整えるということです。
もう一つ心をそろえるということもありますね。
運動会で皆さんは心をそろえるということを学びました。
心をそろえて演技したから、美しく人を感動させることができたのですね。
その他学級では、列をそろえる、声をそろえるということを学んでいると思います。
日本人が大事にしてきた「そろえる」という行いをしっかり身につけてほしいと思っています。
さあ、学校公開が始まっていますね。
たくさんの保護者の方がいらっしゃいます。
くつをそろえ、気持ちのよいあいさつを心がけましょう。