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学校日記

校内研究会 5年道徳「電池が切れるまで」

公開日
2024/09/09
更新日
2024/09/09

できごと

 9月4日(水)、5年1組の松本学級で今年度2回目の校内研究授業が行われました。研究主題に「他者の思いを受け入れ、自分の考えを広げ・深める児童の育成 〜協働的な学びを通して〜」を掲げ、特別の教科 道徳の研究を進めています。
 今回の授業は、生命の尊重【命の尊さ】をテーマにした教材「電池が切れるまで」を学習しました。5歳の時にガンを発症し、5年半に及ぶ闘病の末、11歳という短い生涯を終えた宮越由貴奈さんの生い立ちをたどり、学習を進めていきました。闘病中に由貴奈さんが書いた詩を読み、由貴奈さんがどんな人物であったのか、両親はどのような気持ちだったのかを皆で考えていきました。最後に、由貴奈さんの延命治療を行うか行わないかの二者択一の質問に、両親の気持ちになって考えました。少しでも長く生きてほしい、治るかもしれないという延命治療を希望する意見と、もう十分頑張った、苦しいだけかもしれないという希望しない意見が交わり、自分と異なる立場の人の意見を聞き、さまざまな角度の意見に触れることで、協働的な学びになりました。
 宮越由貴奈さんが書いた命についての詩やエピソードを通して、命とはどのようなものかを考え、自分や友達の命を大切にする思いを育み、改めて、限りある命を懸命に生きる大切さを考えることができました。
 授業後の協議会では、講師の大原龍一先生から、道徳教育における講義をしていただきました。命の大切さに迫るための二者択一の質問や両親の気持ちになって考えることの難しさを協議し、今後の研究に活かせる協議会となりました。これからも、中丸小全体で、学びと気付きを大切にした授業を作っていけるよう、研究を進めていきます。