令和4年5月16日(月)校長先生のお話
- 公開日
- 2022/05/16
- 更新日
- 2022/05/16
校長室より
今日は、はじめにクイズを出します。昨日の5月15日は、ある記念日でした。さて、何の日だったでしょうか。ニュースを見ていた人は、気付いたかもしれませんね。答えは、沖縄が日本に戻って来た50周年の記念日です。
今から75年ほど前、日本は第二次世界大戦という大きな戦争をしていて、沖縄では日本唯一の地上戦が行われ、皆さんのような子供も含めて 10万人もの人々が亡くなったそうです。そして、戦争が終わった後に沖縄はアメリカの一部となり、たくさんの米軍基地が作られました。
沖縄に住んでいる校長先生の友達は、子供の頃にお小遣いが1ドルで、道路もアメリカと同じ右側通行だったと話していました。東京へ来るにも、パスポートが必要だったそうです
それが、50年前の1972年5月15日に、ようやく沖縄が日本に復帰したのです。それはとても喜ばしいことですが、いまだに沖縄にはアメリカの基地がたくさん残っています。飛行機などの事故も多く、沖縄の人々は基地がなくなることを望んでいます。
先週、6年生が音楽の時間に「HEIWAの鐘」という曲を歌っていました。これは、沖縄の人が「もう二度と戦争は起こさない」と平和を願って作った曲です。6年生が運動会で踊る「エイサー」も沖縄の踊りで、平和への思いが込められています。
それなのに、世界を見てみると、今もロシアとウクライナの戦争が続いています。皆さんも、何不自由なく食べたり眠ったり勉強したりする平和がどれだけ素晴らしいことなのか、戦争をなくすために自分にできることはないか、考えてみてほしいです。