6年 社会 戦争体験を聞く
- 公開日
- 2011/12/09
- 更新日
- 2011/12/09
できごと
12月9日(金)3・4校時、小学校3年生の時に山梨での学童疎開を経験された山田清次さんをゲストティーチャーとしてお招きし、戦争についてのお話をうかがいました。
現在山田さんは、社会科の学習で使用している教科書に紹介され、また、東京や神奈川の小学校で戦争の体験をお話されている方ということで、この日を心待ちにしている児童もたくさんいました。
前半のお話では、戦争をしていた時代の状況や、アメリカの兵器が紹介され、あまりの悲惨な事実に驚きを隠せない児童もいました。
後半の学童疎開先のお話では、班による集団行動の厳しさや、手旗信号・竹やりなどの訓練、限られた食材での食事、まき運びや良くて週に2度入れるお風呂のことなどを伺いました。同年代の子どもたちが戦争のなかで必死に生きようとした姿を目の当たりにし、身の引き締まる思いで聞いていました。
しかし、子どもの安全を守るための疎開という側面だけではなく、日本の被害を分散させる目的があったことや、疎開先でも空襲被害があったことを知り、改めて国全体で戦争に向かっていた時代の恐ろしさを考えました。
最後に見せていただいた路頭に迷っている子どもの写真から「未来ある子どもの命の大切さ」「家族のありがたさ」「現在がいかに恵まれているか」を山田さんからのメッセージとして受け取りました。
児童にとって、時間を忘れて戦争について真剣に考えることができた貴重な時間となりました。