授業・生活
- 明暗のコントラストがはっきりしたものが見えやすいので、鉛筆は濃いもの(2B)以上のものを使用させるとよいでしょう。すぐに先が丸くなったり、紙が汚れるようであれば、0.7mm や0.9mmのシャープペンシルを使うとこれらの問題が解決されます。
- 黒板の文字は、赤や青のチョークは見えにくいので、原則として白、他の色で書く必要がある場合は黄色を使ってください。赤や青のチョークを使うときは、発色のよい蛍光チョークが市販されていますので、それを使ってください。この場合も、アンダーラインや面を塗るような時に使用し、文字を書いたり、細かい絵を描く時には使用をさけてください。
- 目の手の協応がぎこちなく、指先が不器用な傾向があります。プリント類をおりたたんだり整理したりするのが苦手ですし、本のページをめくって確認したりすることも遅れがちです。簡単と思えることが、弱視児には結構苦労だったりします。時間を十分とって練習して覚えさせたり、わかりやい手がかりを作ってあげる必要があります。
- セロテープ(特に透明なもの)、はさみ、ノリの使い方がなかなかうまくいかず、特に消しゴムの使い方が下手です.。下線や目印をはっきりと描いたり、十分な時間をとって練習を積むこともの大切です。その上で、少しくらいノートが汚れても、一生懸命がんばってることを評価してあげましょう。、
- 忘れ物や落とし物が多いともいわれています。まわりを見渡して見つけることが苦手なためだと思われますが、はっきりわかりやすく名前を付けておく、決まった場所に片づける、あらかじめ用意してまとめておく、使う前と使った後に確認をするなどの習慣をつけるようにすると、かなり改善されるでしょう。
- 視力の程度に応じて、弱視レンズ(単眼鏡やルーペ)・拡大教科書・大きめのノート・拡大テレビなどを使用します。周囲の子供達にしっかり説明して、気兼ねなく使える環境を作っておくことが大切です。一方で、荷物が多くなったり、机の上も繁雑になりますので、できるだけシンプルに片づける習慣をつけることも必要です。
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