桜丘中学校すまいるルーム(旧さくら学級)

本校で平成23年4月1日に開設された通級指導学級「さくら学級」では、学校生活や学習の一部を在籍校に籍を置いたまま、週に一度曜日を決めて「さくら学級」に通学して指導を受けていました。

平成31年4月より開設された、特別支援教室「すまいるルーム」では、拠点校の教員が生徒の在籍する弦巻中学校、用賀中学校、砧中学校を巡回して指導します。生徒は在籍する学校の特別支援教室で指導を受けます。また、拠点校である桜丘中学校の特別支援教室で指導を受けることも可能です。ICTを活用した活動も進めていきます。いずれの場合でも指導を受けた日は、在籍校の出席扱いとなります。

今年度もよろしくお願いします。

教育目標

生徒一人ひとりの自己理解、自己受容を促すとともに、学習上又は生活上の困難を改善・克服するために必要な知識、技能、態度及び習慣を養い、学びに向かう力、人間性を涵養する資質を高め社会的な自立を目指す 。

・他者とのかかわりの中でよりよい人間関係を築いていこうとする力をはぐくむ。

・情緒の安定を図り、学校や社会で自己の力を可能な限り発揮しようとする意欲をはぐくむ。

・自立活動を通して豊かな人間性や望ましい社会性、非認知能力をはぐくむ。

目標達成のための基本方針

・生徒が安心して自己表現・自己受容できるようになるために、共感や傾聴によるかかわりを行い、情緒の安定を図る。

・生徒の実態を把握し、学習指導要領を基に個別指導計画を作成、改善して自立活動を行う。

・生徒の実態に応じて指導時間、指導内容、指導形態、教具・教材の工夫を行う。

・家庭・在籍学級・その他関係諸機関との連携を密にし、生徒一人ひとりの特性に応じた指導を行う。

・小集団活動による葛藤場面の設定や個別の振り返り学習を通して、コミュニケーション能力や社会性の伸長に努める。

指導の重点

・基本的な生活習慣の形成を目指し、自分の感情や行動を調整する力を身につけさせ、情緒の安定を図る。

・学習における生徒の困難さに寄り添った指導を行うことで、自信や達成感を味わわせ、自ら学ぶ意欲を育てる。

・小集団活動では、コミュニケーションの基礎的能力を育てるとともに、体育的活動や作業的活動を行い、調和のとれた人間の育成を目指す。

対象生徒

桜丘中学校、弦巻中学校、用賀中学校、砧中学校に在籍し、通常の学級に概ね参加できる生徒で、次のいずれかにあたる生徒が対象です。

(1) コミュニケーションを上手にとり、適切な対人関係を築こうとする生徒。
(2) 注意を維持し、落ち着いて行動する力を身につけようとする生徒。
(3) 読む、書く、聞く、話す、計算する、推論するなどの分野で学習を習得しようとする生徒。