世田谷区では、現在区立小学校61校に「すまいるルーム」が設置されています。そのうち22校を「拠点校」と呼び、拠点校の担当教員が同じグループの小学校を巡回して、各校の「すまいるルーム」で指導を行っています。本校は拠点校に指定されています。
 「すまいるルーム」という名前には、子どもたちが笑顔で楽しく前向きに学校生活を送れるようにとの願いが込められています。子どもは誰しも「もっとこんな力を身に付けたい。」「友達ともっと仲良くかかわりたい。」という願いをもっています。
 しかし、子どもによっては学級のような人数の多い集団の中では、自分の力を発揮しにくい場合があります。子どもにとって集団の中での学びは多様であり、自分の特性に応じた学習方法や習得の手順等があります。その学びの一つの手段として「すまいるルーム」の活用があります。
 例えば、自分の考えや気持ちを伝える方法を学んだり、自分に合った学習の方法を身に付けたりすることを通して、子どもは自信をもち、新しいことに挑戦しようという意欲が生まれます。また、友達と上手にかかわるための方法を学ぶことは、自分の学級で楽しく過ごすことにつながります。「すまいるルーム」は、子どもが自分と向き合い、分からないことや困ったことを相談したり話を聞いてもらったりしながら、自分の良さを知り、成功体験を積む場所です。
 指導に当たっては、保護者・在籍学級担任・すまいるルーム教員の三者で指導の方向性の共通理解を図りながら進めていきます。子どもたちが、各学級で自信をもって自分の良さを発揮できるように、連携を取り合って支援をしていきます。
相談の流れについては、下記リンクをご参考にしてください。

世田谷区教育委員会 就学相談(就学後の相談)