校歌「一千億光年」について

1981年4月、喜多見中学校開校時まだ校歌はありませんでした。 その後、新任だった後藤史子先生が校歌制定に携わり、 作曲者の三善晃先生をご推薦されました。 以前から三善晃先生の子供の目を大切になさる純粋さと繊細な きらめきのある音楽に惹かれていらっしゃり 「もし、校歌の作曲をお願いできたらどんなに素晴らしいだろう。」 と夢のような思いでご推薦されたそうです。  そうして着々と校歌が創られていきました。 宗・三善両先生をお迎えして生徒たちとの座談会なども開かれました。 そして、その年の冬、喜多見中に校歌「一千億光年」が誕生しました。 歌の灯が消えていた喜多見中が明るさを取り戻した瞬間でした。 校歌の発表会は、翌年、2月27日に行われました。 詩を読み、歌った瞬間この校歌を母校のどの校歌よりも愛したとおっしゃる後藤先生は、 開校5周年記念誌の『校歌一千億光年に寄せて』の最後を、 こう結んでいらっしゃいます。 -歴史を刻みながら、 「生命より、新しく、美しく」 と校歌は祈りを込めて歌い継がれていくことだろう-  (「喜多見」 創立25周年特別記念号より抜粋)

世田谷区立喜多見中学校 校歌 「一千億光年」 作詞 宗 左近  作曲 三善 晃

1・目をあげて 友だち 大空に 2・胸はって 友だち 銀河に 3・頬よせて みんな 朝風に
  咲きでるよ 地上衛星   舞いたつよ 宇宙船団   翔(と)びたつよ ロケット隊
  ひまわりの花 燃えている   葡萄(ぶどう)の粒 濡れている   バナナの房 光っている
  ここは 夢のふるさと   ここは 夢のふるさと   ここは 愛の泉
     
  一千億光年のそのさきの 虹を信じて   一千億光年のそのさきの 星を信じて   一千億光年のその夢の 未来みつめて
  ぼくたち  わたしたち   ぼくたち  わたしたち   ぼくたち  わたしたち
  祈りの始祖鳥   勇気のマンモス   希望の恐龍
     
  現在(いま)がどんなに重くても   明日(あす)がどんなに暗くても   心がどんなにいたんでも
  ああ 生まれはじめる暁(あかつき)   ああ 生まれはじめるオーロラ   ああ 生まれはじめる太陽
  喜多見 喜多見中学校   喜多見 喜多見中学校   喜多見 喜多見中学校
  きらめく 生命(いのち)がはばたく   新しい生命(いのち)が歩きだす   美しい生命(いのち)が舞いあがる

校章

校章カラー

保護者、生徒作品約210点を校内展示して全校投票により上位作品を選定、その作品を参考に 「歴史的いわれのある」「翼」「躍動する姿」「教育目標」を基本に再構築して検討いたしました。 本校の教育目標を翼になぞらえ「喜多見の梅」を抱擁しながら、次代を築く若者が 明るく強く飛び立つ姿を表す。