基本情報

学校名 世田谷区立芦花中学校
学校長 井尻 郁夫
創立 昭和33年6月15日(開校記念日:11月4日)
住所 〒157-0063 東京都世田谷区粕谷2-22-2
TEL 03-3302-2571〜3
FAX 03-3302-7491

校名、校章の由来

校章

蘆花と芦花中

余はこの雑木林を愛す。

木は、なら(楢)、くぬぎ(櫟)、はん(榛)、くり(栗)、はぜ(櫨)など。

作家徳富蘆花はこう言って粕谷の地を愛し、ここで生活をしました。本校芦花中学校は蘆花ゆかりの粕谷の地に建ち、学校名も蘆花の名に因んでいます。折りに触れ本校では蘆花のことが話題になります。蘆花は自然を賛美し、人間愛をうたいました。そのような蘆花に触れることは本校の「心の教育」の支えともなっております。

本校の周りの自然も豊かで、蘆花の言ったような自然が広い「芦花公園」として残っております。すぐ隣には全国にも誇る「文学館」があります。高齢者の施設「芦花ホ−ム」も有名で、本校の生徒たちも交流させていただいております。  そのような公の公園・施設に恵まれた閑静な住宅地の中に本校はあります。

本校は昭和35年4月に誕生しました。そのむかし、本校の建っている地は田圃でした。いくつかの小川が流れており、川辺にはたくさんの芦が繁っていたと言います。おそらくその光景も徳富蘆花の愛する姿の一つだったのでしょう。彼は質素な美しさを持つ芦を好んだといいます。作家徳富健次郎は自らのペンネ−ムを「蘆花」としました。本校の創設に関わった大先輩の皆さんはこの蘆花と田圃の芦とから「芦花中学校」と名付けたといいます。そして、校章に芦の花をデザインしました。以来、芦の花を見、芦の花を歌いながら芦花中生は育っていきました。その歴史の中で芦の花の素晴らしさも語り伝えられて来ました。

芦は色鮮やかで、カラフルなあでやかさはありませんが、芦にはスクッと天に向かって高く立つ姿に感じられる清楚な美しさと強さがあります。

2001年度HP、本校紹介文(第14代校長、梅津 通郎)より