総合的な学習の時間

中学校教育では、生徒に自ら学び自ら考える力を育成し、生徒一人一人の個性を生かした教育が求められています。このような観点から「総合的な学習の時間」を創設され、教科にとらわれない体験的な学習や問題解決的な学習の充実を図り、生徒の興味・関心などに基づく学習など創意工夫を生かした教育活動を行ってきています。

本校における「総合的な学習の時間」

八幡中学校では、「総合的な学習の時間」を、自ら学ぶ力や態度の育成を目指す『学び方』学習と、個々の興味関心に根ざしたテーマを追求しながら人間性や社会性を伸ばし、国際社会に対応できる力の育成を目指す『生き方』学習の二本柱で構成しています。

特に『学び方』学習は、『生き方』学習を進めていく基礎ともなるため、各学年では、各教科・特別活動・道徳などの教育活動で連携を図り、その中で各自(あるいは各グループ)が積極的に学習に取り組んでいます。
 この学習では、(1)テーマの持ち方 (2)情報の収集(文献の利用・パソコンの利用・取材の仕方など) (3)まとめ方(掲示物・新聞) (4)発表の仕方 (5)質疑・応答の仕方を繰り返し実践し、主体的な学習を進めてきました。
 1年では「職業調べの発表会に向けての事前・事後の学習」「職場訪問の事前・事後の学習」、2年生では「職場体験のレポート(新聞づくり)に関する事前・事後の学習」「移動教室の事前・事後の学習」「立青式での意見発表会の事前・事後の学習」、3年生では「修学旅行の事前・事後の学習」「上級学校訪問のまとめ」を行っています。

『生き方』学習では、キャリア教育との関連を図り、第1学年で「職場訪問」、第2学年で「職場体験」「高校体験(訪問)授業」、第3学年で「上級学校訪問」を実施し、それぞれの体験をもとに自分の生き方について主体的に考え、行動する態度を育成します。また、インターネットや図書室などの活用法を学び、調べたりまとめたりする力、発表する力を身につけさせます。