6月 朝礼のお話
本日(6月8日)は、駒留中学校の開校記念日です。今年で何周年だかご存知でしょうか。
今日は駒留中、79歳の誕生日です。
第二次世界大戦後間もない昭和22年に開校した本校ですが、これまでに多くの先輩たちが学び、卒業していきました。その歴史が今のみなさんへとつながっています。皆さんの中にも、ご両親やおじいさん、おばあさんが駒留中の卒業生だという人もいるか、と思います。
あたりまえのことですが、学校とは校舎の建物のことだけではありません。ここで学び、生活する生徒のみなさん、そして先生方、主事さんや多くのスタッフがここにいることで、学校と言えるのです。その歴史は「今この瞬間」も積み重ねられています。79年目の学校の歴史をつくっているのは、今ここにいる我々一人一人です。これからも、よりよい伝統をつないでいきましょう。
さて、もう一つの話題です。
6月は「いじめ防止月間」です。
みなさんは「子どもの権利」という言葉を聞いたことがありますか。
子どもの権利とは、一人一人が安心して、自分らしく生き、成長していくことができるという大切な権利です。世田谷区でも昨年、「子どもの権利条例」が施行され、その考え方を大切にしています。
では、その権利を守るために意識すべきことは何でしょうか。
いろいろ考えられますが、一つは「言葉を大切にすること」だと思います。
言葉は目に見えません。しかし、言葉には人を支える力も、人を傷つける力もあります。何気なく発した一言が、誰かを励まし、勇気づけることがあります。その一方で、軽い気持ちで言った言葉が、相手の心に深い傷を残してしまうこともあります。
そして、言葉は一度発すると取り消すことができません。だからこそ、自分が発する言葉に責任をもつことが大切です。
それは教室での会話だけではありません。タブレットやSNSなど、画面の向こうで交わされる言葉も同じです。相手の顔が見えなくても、その言葉を受け取る人がいることを忘れてはいけません。
相手を尊重する言葉を選ぶことは、その人の権利を大切にすることにつながります。そして、それは自分自身を大切にすることにもつながります。
79年の歴史を重ねてきた本校が、これからも誰もが安心して学び、過ごせる場所であるよう、一人一人が自分の言葉と行動を大切にしていきましょう。