おすすめの1冊 No.946
- 公開日
- 2025/01/29
- 更新日
- 2025/01/29
今日のできごと
1月29日は「世界ハンセン病の日」
ハンセン病は、らい菌による感染症です。人類が知る限り最も古い病気の1つとされています。予防も治療も可能ですが、外見上の特徴や遺伝病とされていたことから患者に対する差別や偏見がありました。この偏見や差別をなくし、患者の救済と社会復興を推進する運動が世界で起こり制定された国際デーです。
今日のおすすめの1冊は。。。
『神谷美恵子 ハンセン病と歩んだ命の道程』
大谷三和子(著)/ くもん出版
神谷美恵子は20歳の時ハンセン病の患者と出会い、医師になることを志しましたが、家族の反対によってハンセン病の医師になることは叶えられませんでした。しかし、40歳を過ぎてからハンセン病の国立医療所愛生園の医師となりました。患者に寄り添い、人間の存在意義、「生きがい」を思索しながら生きた神谷美恵子の人生たどるノンフィクションです。