6月18日は「考古学出発の日」

1877（明治10）年のきょう、アメリカの動物学者エドワード・S・モース博士（1838～1925年）が来日したことにちなみ制定されました。モース博士は、汽車で横浜から新橋へと向かう途中で貝殻が堆積しているのを発見しました。これが後に発掘調査を行うこととなった「大森貝塚」でした。この発掘調査は日本初の科学的な調査であり、日本の考古学の出発点となったことから記念日となりました。

今日のおすすめの1冊は。。。

『海の底の考古学　水中に眠る財宝と文化遺産、そして過去からのメッセージ』

井上たかひこ（著）/　舵社

海底には、昔の沈没船や大地震などの災害によって沈んでしまった海底都市などが残されていることがあります。これらの遺跡から、昔のことを調べるのが「水中考古学」です。水中考古学者である著者が、難破船や海底都市への探検に参加し体験したことを紹介しています。ロマンあふれる冒険へ案内してくれる1冊です。