教科日本語・校長講話1 9月9日(水)
美しい日本語週間の中日は、毎年恒例校長講話です。
おはようございます。 今週は、美しい日本語週間です。 さて、今日は、最初に歌を聞いてもらいましょう。 (「瑠璃色の地球」2番を視聴) この曲知っていますか。今、結構多くの人に歌われている曲です。松本隆さんという作詞家が作って、昭和61年(1986年)にリリースされた曲です。 高度経済成長とともに、光化学スモッグなどの大気汚染、地下水汚染などによる環境の汚染が顕在化し、1980年代中期には地球温暖化の防止、オゾン層の保護など世界における地球環境問題と歩調を合わせるかのようになってきた。たったひとつの美しい地球を「瑠璃色」と表現して、環境問題を考えること結びつけています。 松本隆さんは、たくさんの「昭和歌謡」を作っています。ほとんどヒットしたのではないかなと思います。先日、この人がテレビ番組で、こんなことを言っていました。 彼が作った歌に、「木綿のハンカチチーフ」という題名の歌があります。 知っていますか?1975年です。 「恋人よ 僕は旅立つ〜」 そのころ日本では、木綿を「コットン」と呼ぶようになってきて、「木綿」という美しい日本語、言葉がなくなってしまうのではないかと思ったそうです。だから、歌の題名にして残そうとしたそうです。 日本語、言葉は、それを使う日本人が大切にしている文化だと思うのです。もちろん消えて行ってしまう日本語もあれば、新しく生まれてくる日本語もあるのだと思います。 昭和歌謡時々きいてください。耳慣れない美しい日本語に出会えるかもしれません。 私が皆さんに知ってほしい日本語として、1つ紹介します。 「利他主義」という言葉です。 利己主義に対して生まれた言葉だそうです。 「利己主義」は、自分の利益を優先にすることで、『利他主義』は、他人の利益を優先に考えることだそうです。 コロナ禍で、この言葉が注目されています。 私のみなさんにぜひ知っておいてもらいたい言葉です。 ー省略ー 明日は、優郷の学び舎、地域でも一緒に行っている「あいさつ・声かけの日」でした。委員長が朝早くから校門で「おはようございます」のあいさつをしてくれました。弦巻中学校では、あいさつをとても大事にしていますが、あいさつしたり、あいさつされたり、心はどうですか。 「おはようございます、こんにちは、こんばんは、いただきます、ありがとう、など」 あいさつも、美しい日本語の一つだと私は思います。」 放送での全校講話に、真剣に耳を傾けて聞いてくれていたようです。ありがとう。 ぜひ「利他主義」ということについて、自分なりに考えを深めてください。 コロナ禍の今田から、「利他主義」「利他の精神」を大事にして生きていきたいと思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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