6/19 紙すき体験(6年)

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 何日も前から今日を心待ちにしていた子どもたち。「いつも6年生がやってるやつだよね!」と、あこがれの気持ちもいだいていたようです。今日は田村先生と北村先生にご指導いただきました。
 「今から弟子と師匠の関係です」と声をかけられ、「はい!師匠!」と返事をする声がとても弾んでいます。「紙をつくる技術の歴史」「和紙と洋紙の違い」「原料の楮について」などのお話がとてもわかりやすく、子どもたちは引きつけられていました。
白皮と表皮とをへらで分離した「表皮とり」。繊維の間に入り込んだこまかい表皮を取り去る「チリとり」。童歌を歌いながら繊維を叩いて押し広げた「楮たたき」。どの活動も貴重な体験でしたが、何よりも子どもたちの表情が変わったのが「紙すき」です。師匠と一対一の時間の中で真剣に取り組んでいました。
 活動の中で語られる師匠の言葉は、紙すきについてだけでなく、考え方や生き方についても教えていただいているように感じました。「いろいろな選択肢と出会うとき、明確に意志を示す」「違うものは違うといえるようにする」「こだわりをもつ」「いかに見つめ、見取るか」「限られた時間をどう使うのか」6年生なりに受け止めていたようです。たくさんのことを教えていただいた貴重な一日。子どもたちが今後にどう生かしていくのか楽しみでもあります。
 田村先生、北村先生、本当にありがとうございました。完成した和紙は大切に使い、作品にしていきます。
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