今日は、来週の月曜日の朝に見られる金環日食のお話をします。「日食」とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠されることです。太陽が月によって全部隠されるときには「皆既日食(または皆既食)」と呼ばれます。太陽のほうが月より大きく見えるために月のまわりから太陽がはみ出して見えるときには「金環日食(または金環食)」と呼ばれます。皆さんの暮らしている地球、そして、太陽や月をはじめとする多くの星は、決まった場所を決まった速さで動いています。みなさんが安全に楽しく生活できるように学校に決まりがあるように、宇宙にも決まりがあるのですね。その決まりを計算すると、来週の月曜日に日食があることがわかるのです。
太陽をそのまま見てはいけません。目には見えない有害な光が目の奥に届いて目がみえなくなることがあります。日食を観察するお友達は、必ずおうちの人と日食専用グラスで見てください。学校に来る途中の道では、車や自転車にぶっつかるなどとても危ないですから、絶対に見ないでください。
今回の日食は、朝6時20分から太陽が欠けて見えるようになり9時ころに終わります。太陽が月にすっぽりと隠れて、月の回りに太陽の光が指輪のように輝く金環日食は、7時31分頃から5分間くらいです。
次に、東京地方で日食が見られるのは、23年後のことだそうです。