全校朝会 看護当番の話
今週の目標を伝える前に、看護当番の小島先生から、
以下の新聞への投書を読んで聞かせてもらいました。全文を載せます。 長男が小学1年の終了式を終え、持ち帰った通知票や道具類の中に、破れかけ の上靴があった。いつも長男が自分で洗うことにしていた靴だが、「2年生から は新しいのを履こうね」と声をかけ、私はその靴をゴミ箱に入れた。 夜になり、靴を洗うことを思い出したのか、長男が「上靴は?」と聞いてきた。 「捨てたよ」と言うと「そう…」と寂しげだ。 どこに捨てたのか聞いてくるので、不燃物のゴミ箱だと教えると、長男はその 前に立った。「ありがとうございます」と言いながら手を合わせているではない か。私は驚いて「偉いね」と褒めると、「だってこの前なんか画びょうが刺さっ ていたんだよ」。1年間、長男の足を守ってくれたんだね。「新しい靴にもよろ しくお願いしますって言わなきゃね」と話すと「うん」と大きくうなずいた。 東日本大震災で全てを無くされた方々がたくさんおられる中、普通に生活を送 れることがどれだけありがたいことか。一つ一つの物がどれだけ自分を生かして くれているか。とかく忘れてしまいがちなこうした感謝の気持ちを、この1年で 身につけていたことに、長男の大きな成長を感じた。 700人以上の子どもたちが、しーんとして聞いていました。素敵な子どもた ちです。 今週の目標は、「ありがとう たくさんいったら なかよしに」です。 |
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