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平成28年7月4日(月)全校朝会

平成28年7月4日(月) 校長先生のお話し

今日は、虹の話をします。学校便り「さくら」に書いたことを説明します。
今、ここに太陽が出ています。その太陽の位置と虹のできる位置を確認しながらお話しします。
梅雨の季節です。雨上がりの東の空に大きな虹がかかることがあります。これって何時頃でしょう?虹は太陽の反対側に出来ます。したがって、この場合、夕方です。虹は、南の空には出来ないといわれています。必ず太陽と反対方向に出来るからです。
 水をまいているときなど自然に虹ができるときがあります。そんなときも含めて、虹を探すには、太陽を背にして太陽の反対方向を見ることです。
 そして、太陽と自分の頭を結んだ仮想線を思い描いて、反射角42度の位置に赤い虹ができています。約40度の位置には青色の虹です。この42度から40度の間にいわゆる7色のレインボーが出来るわけです。そして、空気中に水滴が浮かんでなければなりません。太陽が出ていて、水滴がある状態。これが虹の出来る条件です。
 虹は、主虹と副虹があることを知っていますか?主虹は42度から40度の反射角の位置に出来ます。これが一般的に知られている虹です。副虹は、水滴の中を二度反射して出てきた光で、約53度から50度の間に出来ます。したがって、副虹は、主虹の10度上を見ると必ずあります。ちなみに、赤い帯が主虹では外側にありますが、副虹では内側になります。また、主虹の内側(地面側)の空が明るく見え、副虹の外側はさらに明るく見えます。そして、主虹と副虹の間は、暗く見えるのです。
 どうですか?虹を見たくなりませんか。次回虹を見たときには、ぜひとも、太陽を背にして42度の上空に出ているかを確認することと、その10度上に副虹があるかをぜひ見てください。それが確認出来たら、皆さんも虹博士です。
 実は、これらの虹のメカニズムを解明したのはあの万有引力で有名なニュートンなのです。
(参考:これが物理学だマサチューセッツ工科大学感動授業ウォルタールーイン著文藝春秋社)



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