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平成28年12月12日(月)全校朝会

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※写真は2年前のボロ市の写真です。

平成28年12月12日(月)校長先生のお話し

 おはようございます。先日、4年生に聴覚に障害のある方と視覚に障害のある方をお呼びし、お話しを聞きました。先週、そのお一人である聴覚に障害のある茅野建文(かやのたつふみ)さんからメールをいただきました。少し読みます。
 今日は、寒い一日でしたが、温かく、嬉しいお話しを聴いてください。とっても嬉しかったですよ。昨日、世田谷線の上町駅のホームでのことです。小学生の一人が、照れくさそうに、チョコンと私の方に、挨拶をしました。・・・思い出しました。11月24日、雪の降る寒い日、桜小学校にお話しをしに行ったことを。私、その時、車椅子の介護があり、お話しが出来ませんでしたが、別れる山下駅でも、車内から小さな手を、笑顔で、一生懸命に振っていました。何より、身近な子どもたちが、私のことを覚えて頂いたことに、嬉しかったです。心温まる良いお話しでした。

 今週は、ボロ市があります。「ボロ市」は、今から400年以上も前にはじまりました。今から400年以上も前というのは、お侍さんが、刀をもって戦をしていたころです。校庭のオオアカガシの木が、まだ赤ちゃんだったころです。
その頃、古い「きもの」の切れはしを「ボロ」と呼んでいました。この「ボロ」がたくさん売られていたことから「ボロ市」と呼ばれるようになりました。
当時の人々の、はきものだったわらじを編む時、材料のわらにこの「ボロ」を一緒に編み込むと丈夫で長持ちするわらじが作れたそうです。ですから多くの人が「ボロ市」にきて、この「ボロ」を買ったそうです。
みなさんのふるさとであるこの町の人々は、400年以上の昔からお互いに助け合い、物を大切にして、工夫をして、暮らしを豊かにしようとしてきたのですね。
今では、「ボロ市」は、東京都無形民俗文化財に指定されて、世田谷の人々だけでなく、東京中の人々がずっとずっと大切に守っていきたいと考える催しになりました。
お互いに助け合い、物を大切にし、工夫して暮らしを豊かにしてきた「ボロ市」
みなさんも「ボロ市」を楽しみながら、互いに助け合い、物を大切にできる人になってほしいと思います。
 6年生のパレードも楽しみにしています。

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