令和3年4月19日(月)校長先生のお話今日は、「こだま」のお話をします。山などに行って大きな声で叫ぶと、同じ言葉が返ってきます。これが、こだまです。「みんなちがって、みんないい」という詩で有名な、金子みすゞさんの「こだまでしょうか」という詩を紹介します。 「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。 「ばか」っていうと「ばか」っていう。 「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。 そうして、あとでさみしくなって、 「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。 こだまでしょうか。 いいえだれでも という詩です。この詩は、こだまのことを書いているのでしょうか。最後の所に、「いいえだれでも」とあります。そうです。同じ言葉を繰り返すのは、人間だって同じなのです。 自分が嫌な言葉を出せば、相手も嫌な言葉で返してきます。反対に、自分が優しい言葉をかければ、相手も優しい言葉を返してくれます。あなたは、いつも友達にどんな言葉をかけていますか。 言葉は、人を幸せにすることもできますが、人を深く傷つけることもあります。自分の使っている言葉について、ぜひ考えてみてください。 |
|