平成28年9月12日(月)全校朝会義を見てせざるは勇なきなり 9月の学校便りに書いたお話をします。 皆さんは論語って知っていますか? 教科日本語で毎年、必ずいくつかの論語を読んで勉強しています。 論語は、中国の古い時代の文章で、孔子という人のことばを中心にまとめたものです。 今日の論語は、「義を見てせざるは勇なきなり」です。 義に反したこと。この場合、正義とします。正義がなされていないということは悪いことです。 悪いことを見て何もしないことは勇気がないよという意味です。 たとえば、教室の中でお友達が嫌がっているのに悪口を言ったり、意地悪なことをしていることを見たときに皆さんはどうしますか? 何もしないことは、悪いことをしている人と同じことをしていることなんです。 悪いことをしている人を見たときに何もしないことはもっともっと悪いことなんです。 そんなときは、勇気を出して嫌がっているお友達を助けなければいけません。 ぜひとも勇気を出してください。 もし、自分にはそんな勇気が出せるかなって不安な人。 そんなときは、先生や大人の人に相談してください。 相談するだけでも何もしないことにはなりません。 悪いことは絶対に許さない。それが正義です。正義の心を大切にしてください。 今月、各クラスに貼ってあるポスターは、勇気です。 その中に、こんなことが書いてあります。 友だちがよくないことをしていたら、「それはよくないよ」と言えるよ。 そのように実践してくださいね。 平成28年9月5日(月)全校朝会
平成28年9月5日(月)校長先生のお話し
お父さんに怒られる 今日は、リオデジャネイロオリンピックの話をしようと思います。本校と交流している柏崎市立日吉小学校の神林校長先生が学校便りに書かれたことを神林校長先生に許可をいただいてお話をします。 リオ五輪のメダル総数は41個(金12個銀8個銅21個)でした。 死にものぐるいで4年間練習してきたすべての選手に惜しみない拍手を贈りたいと思います。将来、この中からオリンピックの選手になる人はもしかしたらいるかもしれませんが、今の私たちにはどうやってもオリンピックにさえ出場できないのですから「どうしてメダルを取れないんだ」「もっとがんばればいいのに」などと口が裂けても言えません。 〇日本人では無理と言われていたカヌースラロームカナディアンシングルでのメダル。 〇一緒に戦ってきたバーベルを優しく撫でて感謝した三宅宏美選手。 〇100m10秒を切れない4人の選手の見事なバトンパス。 〇5連続ポイントで奇跡の大逆転勝利のバドミントン女子ダブルス決勝戦。 〇腰の痛みをおして出場し、「もう何も出ないところまで出し切ってとれたので、うれしいより幸せ。」と言った内村航平選手。 〇福原愛選手をしっかり支えた石川佳純選手と伊藤美誠選手。 〇競歩界にはじめてメダルをもたらした荒井広宙(ひろおき)選手。 〇毎日、半日以上水に入って特訓を重ねたシンクロナイズドスイミングチーム。 多くのことが、思い出されます。 そして、吉田沙保里選手の涙です。 「たくさんの人に応援していただいていたのに、銀メダルに終わってしまって、申し訳ないです」 「日本選手の主将として、金メダルを取らないといけないところだったのに、ごめんなさい」 「自分の、やっぱり気持ちが、最後は勝てるだろうと思っていたんですけれど、取り返しのつかないことになってしまって・・・。」 「最後、自分の力が出し切れなくて、申し訳ないです。」 応援していた母親と兄に抱き付き、「お父さんに怒られる」と吉田選手。 さて、天国のお父さんは娘を怒るでしょうか? 7日(水)からリオデジャネイロパラリンピックが開催されます。日本人や本校と交流予定のロシア、タイ王国、アルジェリア、スワジランド、アルーバの選手たちの活躍を応援しましょう。 |
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