平成28年9月26日(月)全校朝会今日は、交通安全についてお話しします。 9月21日(水)から30日(金)は、秋の交通安全運動が実施されています。 町のいたるところで、テントが立てられ地域の人が交差点に立ち、交通安全を見守ってくれています。 これだけ警察官の方や地域の方が交通安全に心掛けているのに、なぜ事故は無くならないのでしょうか? これには様々な原因があります。多くの事故は、不注意によるものが多いのです。自分は事故にあわないと思っていませんか?もし、そう思っている人がいたのなら、そのこと自体が不注意であると校長先生は思います。 いつでも、事故にあうかもしれないという気持ちが大切なのです。自分は事故にあわないだろうなんて決して思ってはいけません。 先週の水曜日、本校の児童の一人が交通事故にあってしまいました。幸い、大事には至らず軽傷で済んだのですが、その児童は言っていました。 自動車が走ってくるのは見えていたけれど、渡り切れると思った。 でも、事故にあいました。 そして、あの時に止まっていればよかったとも言っています。 もう一つ。いつもはヘルメットをかぶって自転車に乗っているのに、その日はヘルメットが濡れていて乾かしていたので、かぶっていなかったのです。事故にあったときに、転んで頭を打ち、痛い思いをしました。濡れていても、ヘルメットは絶対にかぶっていなければいけなかったとも言っていました。 1970年に交通事故で亡くなった人が16,765人いたのが、昨年の2015年には、4,117人になったそうです。それでもまだ、4000人以上の人が交通事故で亡くなっています。昨年、交通事故で亡くなった人がいなかった日はなかったそうです。一番少なくて、2月5日の3人だったそうです。 秋の交通安全運動では、9月30日を交通事故死者数ゼロを目指す日としているそうです。でも、毎日毎日、ゼロでなくてはいけません。 道路への飛び出し、自転車に乗るときのヘルメットの着用、気を付けることはたくさんあります。ここにいる桜小学校の児童は、2度と交通事故にあわないようにしないといけません。 校長先生と約束してください。交通ルールを守り、絶対に交通事故にあわないようにするということを。 約束です。 平成28年9月20日(火) 全校朝会
平成28年9月20日(火) 校長先生のお話し
昨日9月19日は祝日でした。それでは、何の日だったでしょうか? そうですね敬老の日でした。昨日、一緒に住んでいるおじいちゃんおばあちゃんや離れて暮らすおじいちゃんおばあちゃん、又は近所のおじいちゃんおばあちゃんに「いつまでも健康に長生きしてね。いつもありがとう」って言えた人はどのくらいいますか? 今週は、22日の木曜日も休みです。 それでは、22日は何の日でしょうか? そうです。秋分の日です。 9月22日は秋分の日。昼と夜の長さが同じになる、と言われる国民の祝日です。でも「これまでの秋分の日は9月23日だったような…?」と思う人もいるかもしれません。 それもそのはず、近年、秋分の日は23日がずっと続いており、23日以外になるのは2012年9月22日の4年ぶり、2012年に9月22日になったのは実に、1896年以来の116年ぶりだったのです。今年は、120年間で2回目というわけです。それはなぜでしょうか? 昼と夜の長さがほぼ同じになるという春分・秋分の日は、太陽と地球の位置関係で決まります。日付が動くのは、地球が太陽の周りを365日と約6時間かけて1周するためで、4年に1度のうるう年で調整しても、それでも少しずれが出てしまうのです。そのため、今年のように22日が秋分の日になることがあるのだそうです。 「秋分の日」それから春の「春分の日」については、季節の変わり目として認識している人も多いとおもいます。「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句は、秋分の日近辺を境目に夏の暑さが和らいで過ごしやすくなると意味といわれています。 「気象庁などの観測データによれば、この慣用句の意味するところが概ね的を射ている」とされています。年によって差はあるのですが、真夏日・夏日・熱帯夜が観測されるのは、だいたい秋分の日までだというのがその理由とのことです。 ちなみに「お彼岸」は、春分の日、秋分の日を中日として、その前後の3日を合わせた7日間のことを指すということも覚えておいてほしいことです。彼岸とは、生死の海(三途の川)を渡って到達する世界のこと。その反対側の私たちがいる世界は此岸(しがん)と呼ばれます。 「彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになった」といわれています。 ご先祖の供養の日として、また季節の変わり目として、昔から日本人の生活に根ざした日。科学的に見ても根拠が裏付けられるというのも驚きです。こういう節目の行事はこれからも大事にしていきたいものです。 平成28年9月12日(月)全校朝会義を見てせざるは勇なきなり 9月の学校便りに書いたお話をします。 皆さんは論語って知っていますか? 教科日本語で毎年、必ずいくつかの論語を読んで勉強しています。 論語は、中国の古い時代の文章で、孔子という人のことばを中心にまとめたものです。 今日の論語は、「義を見てせざるは勇なきなり」です。 義に反したこと。この場合、正義とします。正義がなされていないということは悪いことです。 悪いことを見て何もしないことは勇気がないよという意味です。 たとえば、教室の中でお友達が嫌がっているのに悪口を言ったり、意地悪なことをしていることを見たときに皆さんはどうしますか? 何もしないことは、悪いことをしている人と同じことをしていることなんです。 悪いことをしている人を見たときに何もしないことはもっともっと悪いことなんです。 そんなときは、勇気を出して嫌がっているお友達を助けなければいけません。 ぜひとも勇気を出してください。 もし、自分にはそんな勇気が出せるかなって不安な人。 そんなときは、先生や大人の人に相談してください。 相談するだけでも何もしないことにはなりません。 悪いことは絶対に許さない。それが正義です。正義の心を大切にしてください。 今月、各クラスに貼ってあるポスターは、勇気です。 その中に、こんなことが書いてあります。 友だちがよくないことをしていたら、「それはよくないよ」と言えるよ。 そのように実践してくださいね。 平成28年9月5日(月)全校朝会
平成28年9月5日(月)校長先生のお話し
お父さんに怒られる 今日は、リオデジャネイロオリンピックの話をしようと思います。本校と交流している柏崎市立日吉小学校の神林校長先生が学校便りに書かれたことを神林校長先生に許可をいただいてお話をします。 リオ五輪のメダル総数は41個(金12個銀8個銅21個)でした。 死にものぐるいで4年間練習してきたすべての選手に惜しみない拍手を贈りたいと思います。将来、この中からオリンピックの選手になる人はもしかしたらいるかもしれませんが、今の私たちにはどうやってもオリンピックにさえ出場できないのですから「どうしてメダルを取れないんだ」「もっとがんばればいいのに」などと口が裂けても言えません。 〇日本人では無理と言われていたカヌースラロームカナディアンシングルでのメダル。 〇一緒に戦ってきたバーベルを優しく撫でて感謝した三宅宏美選手。 〇100m10秒を切れない4人の選手の見事なバトンパス。 〇5連続ポイントで奇跡の大逆転勝利のバドミントン女子ダブルス決勝戦。 〇腰の痛みをおして出場し、「もう何も出ないところまで出し切ってとれたので、うれしいより幸せ。」と言った内村航平選手。 〇福原愛選手をしっかり支えた石川佳純選手と伊藤美誠選手。 〇競歩界にはじめてメダルをもたらした荒井広宙(ひろおき)選手。 〇毎日、半日以上水に入って特訓を重ねたシンクロナイズドスイミングチーム。 多くのことが、思い出されます。 そして、吉田沙保里選手の涙です。 「たくさんの人に応援していただいていたのに、銀メダルに終わってしまって、申し訳ないです」 「日本選手の主将として、金メダルを取らないといけないところだったのに、ごめんなさい」 「自分の、やっぱり気持ちが、最後は勝てるだろうと思っていたんですけれど、取り返しのつかないことになってしまって・・・。」 「最後、自分の力が出し切れなくて、申し訳ないです。」 応援していた母親と兄に抱き付き、「お父さんに怒られる」と吉田選手。 さて、天国のお父さんは娘を怒るでしょうか? 7日(水)からリオデジャネイロパラリンピックが開催されます。日本人や本校と交流予定のロシア、タイ王国、アルジェリア、スワジランド、アルーバの選手たちの活躍を応援しましょう。 |
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