令和3年4月26日(月)校長先生のお話今日は、「ダイヤモンド」のお話をします。とても美しい宝石で、婚約指輪としても有名ですが、初めから美しい訳ではありません。山の中にあるダイヤの原石を、一生懸命に磨くことで、初めて光るのです。 しかし、ダイヤは世界中で一番硬い石です。どうやって磨くのでしょうか。なんと、ダイヤモンドはダイヤモンドで磨くのです。ダイヤを粉にして、原石とこすり合わせて磨いていくそうです。 でも、一つの面だけを磨いても、美しくは光りません。いろいろな角度で磨くからこそ、光が反射して美しく輝いて見えるのです。 人も同じです。どんな人にも素晴らしい個性があります。しかし、その個性も磨かなければ光りません。どうやって磨くかというと、ダイヤモンドと同じです。人は人でしか磨けません。友達や先生、地域の方など、様々な方と進んで関わり、時にはぶつかる中で、人としてたくさんの面が磨かれ、素晴らしい個性として輝いていきます。 皆さんも、たくさんの人と関わりながら、自分自身を磨いていってください。 令和3年4月19日(月)校長先生のお話今日は、「こだま」のお話をします。山などに行って大きな声で叫ぶと、同じ言葉が返ってきます。これが、こだまです。「みんなちがって、みんないい」という詩で有名な、金子みすゞさんの「こだまでしょうか」という詩を紹介します。 「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。 「ばか」っていうと「ばか」っていう。 「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。 そうして、あとでさみしくなって、 「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。 こだまでしょうか。 いいえだれでも という詩です。この詩は、こだまのことを書いているのでしょうか。最後の所に、「いいえだれでも」とあります。そうです。同じ言葉を繰り返すのは、人間だって同じなのです。 自分が嫌な言葉を出せば、相手も嫌な言葉で返してきます。反対に、自分が優しい言葉をかければ、相手も優しい言葉を返してくれます。あなたは、いつも友達にどんな言葉をかけていますか。 言葉は、人を幸せにすることもできますが、人を深く傷つけることもあります。自分の使っている言葉について、ぜひ考えてみてください。 令和3年4月12日(月)校長先生のお話今日は、水泳の池江璃花子選手のお話をします。池江選手は、16歳の時にリオオリンピックに出場して5位に入賞し、東京オリンピックでのメダルを期待されていました。しかし、2年前に突然 白血病で入院し、抗がん剤などの厳しい治療を続けて、10ヶ月も入院しました。その間に、体重はなんと15キロも落ちたそうです。 昨年の3月から、ようやくプールでの練習を再開したところ、はじめは怖くてスタート台から飛び込むこともできず、バタフライを泳げば溺れかけたそうです。それでも自分の夢をあきらめず、必死に努力を重ねて、ついに先日の日本選手権で優勝し、オリンピックの代表に選ばれたのです。 レース後のインタビューで、池江選手は「つらくてしんどくても、努力は必ず報われると思った。」と話していました。本当に立派ですね。 皆さんも、今年の目標を立てたことと思います。そのゴールに向かって、ぜひ努力を続けていってください。 今週は、ペンシルウィークです。鉛筆の持ち方や姿勢に気を付けて、丁寧に字を書くことを意識しましょう。 |
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