人格の完成 5月「思いやり」

 今月のテーマは「思いやり」です。綿谷先生のお話を紹介します。

 「思いやり」は人によって求めるものが違います。そのため、自分の価値観で行動してしまうと、それは「思いやり」ではなく、「お節介」になってしまうかもしれません。では、「思いやり」とはどのような行動なのでしょうか。

 あるスーパーで車椅子にのった女性がねぎがとれなくて困っていました。そこに通りかかったAさんは車椅子では手の届かない棚の上の方からねぎを数本取り出し、「どれがいいか教えてください。いらないのは戻しますから。」と言いました。車椅子の女性は何度もお礼を言い、とても嬉しそうな様子でした。

 このエピソードのように、思いやりは「相手の事情や心情を想像する」ことが大切です。そして、このような深い想像や考えは「やってあげているではく、自分がやりたくてやっている」からこその行動です。人の喜びを自分の喜びに思える気持ちが大切なのです。
 また、思いやりを受けたら感謝することもとても大切です。その感謝の言葉や気持ちが思いやりの輪を広げることにも繋がるからです。

 
 自分が心からやりたいと思える「思いやり」とはなんでしょう。一人ひとりが、自分ができる「思いやり」について考えてみましょう。
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