人格の完成 8月 ひたむき日本人は「散り際の美しさ」を追求する傾向があります。しかし、近年、第二第三の人生を「ひたむき」に生きることの価値が見直されつつあります。栄光というのは、決して結果だけを表すものではなく、その「ひたむき」さ、挑戦する気持ち(モチベーション)の高さであると考えられています。 その生き方の素晴らしさを見せてくれたのが、元野球選手の桑田真澄さんです。彼は巨人を退団後にメジャー昇格を果たし、野球に向き合い続けました。 彼にとっての「ピーク」は成績ではなく、どれだけモチベーションを保ち続けられるかです。その源はどこにあるのでしょうか。 モチベーションは、大きく分けて「不安」と「希望」から生まれます。彼のモチベーションは、「失敗したらばかにされる」という「不安」よりも、「たとえ失敗しても努力しきった自己満足が得られる」という「希望」の方が勝っていたのでしょう。 ひたむきに生きるために必要なことは、結果への執着ではなく、「プロセス」に対する好奇心や理解です。結果がでなことでストレスを感じるよりも、「結果を出すためにどれくらい努力したのか」を満足することができれば、結果が出なくても、手ごたえのある充実感が残るでしょう。 あなたは、今まで「ひたむき」に何をしてきましたか。 これからは、「ひたむき」に何をしますか。 |
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