人格の完成「責任」

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 今月のテーマは「責任」です。冨岡先生のお話を紹介します。

 責任という言葉について、知らない人はいないでしょう。学校で生活している皆さんは、先生方に「責任をもって物事に取り組みなさい」とか、何かまずいことをしてしまったときに「責任とりなさいよ」と言われた経験があると思います。
 
 責任とはいったいなんなのか。辞書には、「責任というのは何かが起きたとき、それに対して応答、対処する義務の事」と書いてあります。でも、私が思う責任とは、もう少し違う意味も含むのかな、と思います。それは、「約束」と「覚悟」です。
 人は社会の中で生きています。ですから、一人ひとりに何かしら役割が与えられていて、それができなかったらほかの誰かに迷惑をかけてしまいます。責任のない行動をしたとき、周囲から責められるのはそのためです。

 いま、みなさんは様々に義務付けられていることや任されている仕事があると思います。そんな中で、これはやりたい、あれはやりたくないという自由を求める人もいるでしょう。でも考えてみてください。そうした役割や決まり事を守らず、自分の感情だけで動くとしたとき、だれにも迷惑をかけないのか。責任が取れるのか。

 自由とは、自分で責任がとれる分だけ与えられるものだと思います。今のうちに責任がとれる範囲を広げておくことで、自由で自立した人生を歩んでいけるのです。そのために様々なことに責任をもって取り組む経験を今のうちから積み重ねる、そんなことを意識しながら、今後の学校生活を送ってほしいと思います。
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