7月11日(木)〜13日(土)は学校公開期間です。

終業式2 7月20日(木)

画像1 画像1
終業式
校長講話〜恩師によせて
明日から夏休みを迎える君たちにこの詩を贈ります。
「夏休みがやってくる」
 もうすぐ夏休みがやってくる。
夏休みは「體(からだ)を鍛えるときだ」と思うなよ。
夏休みは「體をゆっくりと休めるときだ」
せまい教室から飛び出して、広い世界で、見たり聞いたり試したりするときだ。
今までにできなかったことを、人に頼らず、自分の力でできるようにするときだ。
なんでもいい。どんな小さなことでもいい。ビクビクしながらでも、思い切ってやってみろ。
案外、簡単にできるから、・・・・・
失敗やまちがいをおそれないで、やってみろ。
自分を賢くする力になると思ったら、いたずらでもいい、冒険でもいい。
おとなのまねも、ちょっぴりやってみるといい。苦手な勉強するのもいいが、逆立ちがいい。
泳ぐのがいい。
得意なものを、もっと得意にするのがいい。
始めたら、飽きずに、しんぼうするんだよ。やりかけで、あきらめてしまうなよ。
自分の力を信じることだ。
そうすると何でもおいしく食べられる。夜もぐっすり眠れるよ。
色のいいうんちも、いっぱいでてくるさ。
さあ、みんな!!
病気するなよ。大けがするな。交通事故で死ぬんじゃないぞ。田畑に入って荒らすんじゃないぞ。
もうすぐ夏休みがやってくる。
君のすてきなプランを
私にも見せてくれないか。          (「教師たちの詩)より)

この詩どうですか。ワクワクしてきませんか?
この詩を私がはじめて聞いたのが、27年前の1学期の終業式にはじめて先生になった学校で校長先生が
子どもたちに送った詩です。疲れ果てていた私もすごく元気になったことを昨日のように覚えています。
北崎昭彦先生という校長先生でした。
北崎先生は、もこの世にはもういません。先日85歳で亡くなりました。
少しその先生のお話をします。退職されてふるさと札幌に戻られて、札幌の空の下から、いつも私を見守ってくれた先生です。常に「子どもファースト」の校長先生。私の理想の校長先生です。この先生に出会えたからこそ今の自分があるのだと思います。コロナのせいで、この4年間会うことができずに、その間に家で倒れられて家を離れることになり、電話での話もできなくなってしまったので、手紙を書き続けました。
私が校長先生になって弦巻中に赴任して、すごく喜んで絶対に会いにきてくれると約束していました。それもかなわなかったです。
その代わりに、お祝いに北海道の風景画をいただき、校長室のいつも見えるところに飾ってあります。
私が終業式に子どもたちに必ず伝ええてきたことの一つ、戦争で犠牲になった多くの方が亡くなった夏、戦争そして命について考える時間を持ってほしいと。
実は、北崎先生のことばの一つです。
北崎先生が終業式に子どもたちに伝えていたことは「8月は死者を思う季節―生きる事を、ぜひ考えて欲しい」と。
そして私は君たちには、それに加えて「戦争を考える時間を持つこと。」とお願いしたい。「ヒロシマ」「ナガサキ」「終戦記念日」の夏には、「戦争と平和」を考えるドキュメンタリー・ドラマや新聞記事が集中的に伝えられます。
「生きる事を考える時間」「戦争を考える時間」それは「命」について考える時間にもなります。ぜひ考えて欲しい。

最後になりますが、この1学期の君たちの頑張りを通知表で見ました。弦巻中学校の生徒は、陰で頑張る人が、人のために頑張る人がやっぱり多いなと思いました。学校だよりで学年の私なりの評価を載せましたので読んでください。
42日間の夏休みに入ります。良いことをたくさんしてください。人のためになることをたくさんしてください。それは、必ず自分のためになります。
松丘小学校のお祭りや上町地区の子ども祭りでボランティアとして生徒会、希望者が募ってくれています。頑張って、応援しています。
危険な目に合わないようにしてください。
交通事故、水難事故、その時々で正しい判断をすることで危険は避けられます。
自分勝手な行動で人の迷惑になることや人を傷つけることはやめましょう。
人がいいことをする時は、無意識になっていることが多いですが、人が悪いなと分かってやっていることは、理由があります。だから、立ち止まり考える事で、悪いことと分かっていて、やっていることは、必ずやめることができるんです。
夏休みはいいことをたくさんたくさん積み上げて、9月は、いちだんと成長し、たくましくなった子どもたちに会えるのを楽しみにしております。

北崎先生のように、みんなと同じフロアで話をしました。
「教師とは」たくさんの先生から学びました。ありがとうございました。


            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31