今日の言葉「言語化」外は時折ジョギングの人や家族単位のお散歩かなくらいしか目にしません。 さて、赤ちゃんが言葉を覚える時、話す事と聞く事どちらが先にできると思いますか。 答えは聞くこと。 聞いて言葉のシャワーをたくさん浴びた後に、話すことがだんだんできるようになるのです。 某先生のお子さんは人を呼ぶときはみんな「ママーーー!」だそうです。お父さんを呼ぶときでも「ママ」です…。 閑話休題、今日の言葉は「言語化」です。 授業中、 「××について、あなたの考えはなんですか?」 と聞かれることがありますね。ついうっかり 「〇〇さんと同じです」 と答えようものなら、先生から 「あなたの言葉で言って下さい」 と言われてしまいます。 頭の中にある考えを言葉にして表現することを「言語化」と言います。 皆さんは言語(言葉)を使わずに考えることはできますか。 無理です。それは何も考えていないということになってしまいます。 「言語化」から逃げていると自分自身を成長させられません。考えがない人は成長しませんよね。 一方で「言語化」は多かれ少なかれ時間がかかります。 彼(彼女)と別れたショックから立ち直れず、何も手につかないし、しゃべることができないという経験はまだ皆さんには早いでしょうか。 東日本大震災の時に津波で家族を亡くした子供たちがその日を語るのに数年かかったという話を聞いたことがあります。また、戦争を経験した方が当時のことを話せず、自分の死ぬ前には伝えなければという使命感から、話し出すという出来事もあります。 人はショッキングな出来事があると言語化するまでに時間がかかります。一生、言語化できないこともあるかもしれません。 特殊な状況もありますが、普段の生活では自分を成長させ、大人になるために「言語化」は必要不可欠です。 まず、一番の方法はまず語彙(ごい)を増やすこと。言葉のシャワーを浴びることです。 実際に人の話を聞いてもよいですし、読書(本・新聞・インターネット)という方法もあります。 次に、ある言葉や事象、出来事に対して、自分なりの感想や意見をもつということです。 練習が必要です。新たな語彙を使って、身近な大人と話をしてはいかがでしょうか。 国語科 |
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