6年生へ 「パスカルの三角形」のパスカルについて

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臨時休校中の6年生の課題の方にあげたのですが、パスカルの肖像画だけで解説が表示できなくなっているので、こちらにあらためて書きます。ごめんなさい。
 「パスカルの三角形」の「パスカル」を知りたいという声があったので、解説します。文中の【  】の中の言葉は、興味があったら調べてみてください。
 ブレーズ パスカルは1623年6月19日、フランス王国【クレルモン=フェラン】で生まれ、1662年8月19日にフランス王国パリで没しました。数多くの学問に足跡を残した「稀代の天才」と呼ばれています。
 算数の課題に出てきた人ですので、数学の功績から。【二項定理】というきまりごとを整理するのにパスカルが考えた、「パスカルの三角形」が使われています。
 理科では、圧力の単位に名を残し、中学や高校で【パスカルの原理】というものを学ぶと思います。これはパスカルが考え出した力学の基本です。天気予報では、気圧の単位は長いこと、【1気圧】とほぼ同値な1バールが用いられ、その1/1000である「ミリバール」を使用していました。しかし、気圧の単位も「パスカル」に統一しようということになり、日本では1992年12月1日から1ミリバールを1ヘクトパスカルに変更しました。「ミリ」や「ヘクト」は5・6年生は学んでいるので、1ミリバールが何パスカルかは考えてみてください。
 社会の一分野である、哲学では「人間は考える葦である。」という有名な言葉を残しました。
 発明家としては、19歳で、税金を集める仕事をしていたお父さんの仕事を楽にしてあげようと、【歯車式計算機「パスカリーヌ」】を発明しました。ただ、高価すぎたのと、計算機なのに計算に制限があって使いにくいなどの理由であまり売れず、10数台しか売れなかったという話が残っているそうです。
 また、今のバスにあたる、「乗合馬車」というシステムを考えだし、パリで創業しました。
 まだ、フランスがEUに加入する前にフランス国内で流通していた通貨「フラン」の500フラン紙幣に描かれた人物としても有名です。
 この先のどこかの勉強で必ず聞く名前だと思いますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
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