全校朝礼全校朝礼の校長の話 『おはようございます。 今週の終わりに船橋希望中学校は卒業式を迎えます。残念ながら、在校生は自宅待機となり直接送り出すことができません。2年前の今頃、学校は臨時休校の真っ最中でした。あれから月日が経っているのに、いまだに新型コロナウィルスが世界全体に大きな影響を与えています。2年前、まさかここまで新型コロナの影響が長引くなどと予想した人は誰もいなかったでしょう。正常な学校生活が送れず、様々な取り組み、行事の中止や変更が続いています。 しかし、先週末に3年生が修学旅行を終えて京都から戻ってきました。世田谷区の中で最も生徒数が多い船橋希望中が2泊3日の修学旅行を当初の予定通り、京都と奈良を回って帰って来たことに区内の他の中学校の校長先生方も驚いていました。修学旅行が成功した陰には楽しむところは楽しむ、約束はきちんと守るというフナキボ3年生らしい10期生の努力がありました。また、感染対策をより徹底させるため、京都市内の班別の行動をタクシーのみとし、学校から新幹線乗り場まではバスで移動しました。このように、今までのフナキボ修学旅行にはない変更点は、昨年の9期生が3月に延期して修学旅行を実施させようと考えた時の教訓が活きています。9期生は緊急事態宣言の延長のため修学旅行には行けませんでしたが、今回2泊3日のプログラムで実施できたのも、このようにフナキボ先輩たちの思いと経験が活かされているからだと私は確信しています。 このようにフナキボ生が伝統として引き継いできた「あきらめない気持ち」「ひたむきな努力」に加え、物事に対し柔軟に粘り強く対処していく姿勢をもつことがコロナ禍の現代においてはとても重要なことです。ぜひ、この流れで、明日の学芸発表会も全校で成功させ、10期生の卒業式に華を添えましょう。また、来週に実施予定の11期生、12期生の校外学習も10期生の修学旅行のお手本を見習えば、必ずや成功すること間違いなしです。 残り2週間、令和3年度の船橋希望中学校の締めくくりを全校で取り組んでください。』 |
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