未来に羽ばたく生徒たちの活躍の様子をご覧ください。

続・第11回卒業式

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第11回卒業式は昨日、おおぜいの保護者と12期生に見守られながら行われました。3年間で大きく成長した11期生は歴代フナキボ先輩に勝るとも劣らぬ姿で立派に卒業式をつくりあげました。また、ひとつフナキボの伝統に新たな歴史が加わった瞬間です。
当日、時間短縮の都合によりご紹介できなかったPTA会長の祝辞を掲載いたします。
<11期生の皆さんへ>
11期生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。

並びに保護者の皆さまにおかれましては、本日、節目の日を迎えられたことを、PTAを代表いたしまして、また、同級生保護者として、心よりお祝い申し上げます。また、PTA活動にご理解とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。

11期生の皆さん、3年前のことを覚えていますか?
3年前、未知なるウイルスの感染拡大に伴い、心の準備もなく、突然小学校生活最後の1ヶ月が奪われ、一斉休校となってしまいました。卒業式は挙行できたものの、本来の形とは随分と違ったものでした。そして、4月。本来ならば新しい制服に身をまとい、緊張しながらも新しい出会いや環境にドキドキしながら船橋希望中の正門をくぐるはずでした。けれどもそれも叶わず、中学生になったのだろうか…という、とても宙ぶらりんの状況の中、初めての登校は私服、学校がようやく再開しても分散登校。そして迎えた入学式は、一堂に会して行えず、6月分散入学式でした。

中学校生活がスタートしても、制限の多い生活の中、こんな状況で友だちができるのだろうか?スタートが遅くなり、勉強についていけるのだろうか?部活動も行えるのだろうか?行事もどこまであるのだろうか?考えれば考えるほど先の見えない状況に、不安でいっぱいだったと思います。それは、保護者も同じ気持ちでした。

けれども皆さんは違いました。この制限の中でも楽しい中学校生活が送れるよう、様々な工夫をし、楽しく思い出に残る日々を送ってきました。もしかしたら、不安に感じていたのは、私たち保護者だけだったのかもしれません。こんなにも立派に成長し、親として大変誇らしいです。

皆さんに一つだけお話したいことがあります。
それは皆さんが2年生の時、1月に行われたPTA運営委員会の時でした。あの時も蔓延防止で浅草の校外学習が危ぶまれた状況でした。学年主任の山地先生が「1月がダメでも3月、3月がダメでも4月、4月がダメもまたその先、何があってもこの子たちには浅草の校外学習に行かせます!1年生の河口湖も横浜校外学習も、2年生の職場体験も全て経験させてあげることができなかった。だから何としてでも浅草は経験させてあげたい」と、力強くお話ししてくださいました。

このお話聞き、11期生は本当に先生方に愛されていると感じました。もしかすると、あの当時、あらゆる行事がなくなっていくことに「仕方がないよね」と諦めの気持ちを抱いてしまった人もいるかもしれません。実際「コロナだから」と多くの行事がなくなりました。けれども、先生方はどうにかしてその行事ができないか、できなかったとしても、代わりの行事はできないだろうか、と模索してくださいました。11期生の先生方の中には、卒業直前に全てを奪われた8期生の担任を受け持たれた先生もいらっしゃいます。8期生の卒業、そして11期生の入学、悲しく辛い子どもたちの姿を一番目の当たりにされてきました。

先生方の諦めない姿を皆さんは日々見続けてきました。そして、突然の未知なるウイルスで翻弄された9期生・10期生の「ひたむきに頑張る姿」も皆さんは知っています。「フナキボの伝統」をどう引き継ぎ、後輩に繋いでいけるのか、きっと模索したと思います。けれども皆さんは、この困難から逃げることなく今までの伝統を引き継ぎつつ、新たな伝統をこのコロナ禍で作り上げました。ある意味「新時代」に向けて、新たなフナキボの伝統の第一歩を力強く踏み出しました。皆さんの意志は、12期生・13期生、そしてその先にもきっと引き継がれることと信じています。

これからの長い人生において、予測できない出来事が、皆さんの前にたちはだかることもあるでしょう。昨日まで当たり前だった日常が、一瞬で消えてしまうこともあります。けれども、こうした経験は、今後の人生に必ず生きてくるはずです。困難は人を強くします。皆さんには、その困難を乗り越えるための力と可能性を持っています。困難にぶつかって諦めてしまうことで、その可能性の芽を自らの手で摘んでしまわないでください。どんなことでも、諦めない強い心で、可能性の花を咲かせてください。

また、時には人に傷つけられ、悩むこともあります。けれども、その傷を癒してくれるのは、人の優しさです。お互いを思いやり、助け合えるような友人をたくさんつくってください。そして、この船橋という地には、たくさんの仲間がいること、お世話になった先生方や、あたたかく見守ってくださった地域の皆さん、そして、誰よりも皆さんを応援してくださっているご家族がいることを忘れないでください。

本日、卒業という良き日を迎えられましたのも、子どもたちひとりひとりに対し、とても深い愛情をもってご指導いただきました、菅野校長先生をはじめとする教職員の皆さまのおかげと、心より感謝申し上げます。

並びに、日頃より子どもたちをあたたかく見守ってくださった地域の皆さま、誠にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

皆さんのそれぞれの未来に向かって力強く歩み続け、心の地図を広げ、そして希望の翼で羽ばたいていってくださることをお祈りし、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。


船橋希望学舎
世田谷区立船橋希望中学校PTA
会長 阿部幸恵


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